「お金がかかる」「うるさい」…ゲームセンターへのイメージとは

2010/12/05 19:30

ゲームセンターマイボイスコムは2010年11月25日、ゲームセンターに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ゲームセンターに対して持つイメージとしてもっとも多くの人が同意を示したのは「お金がかかる」、ほぼ同数で「うるさい」であることが分かった。双方ともどちらかといえばネガティブな内容であり、ゲームセンターへの心象があまりよくないことを示唆する結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1830人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代31%・40代32%・50歳以上24%。

薄暗い部屋に多数のテーブル筺体型ゲームが並べられ、電子音と画面の光に照らされたプレイヤーの顔がすべてを支配する、まるで秘密クラブのような状況のゲームセンターは今や昔のもの。多くのゲームセンターはアミューズメントスポット・デジタルテーマパークと化し、クレーンゲームやメダルゲーム、大型筺体による対戦ゲームなどが多数配され、賑やかな情景が展開されている。

そのようなイメージ転換を行うことに成功したゲームセンターだが、世間一般の人たちからの印象はどのようなものになったのだろうか。今調査母体では「お金がかかる」「うるさい」がツートップとなり、変わった後のイメージに対し、昔とは別方面でのマイナスイメージを持つ人が多数を占める結果となってしまっている。

↑ ゲームセンターにどのようなイメージを持っているか(複数回答)
↑ ゲームセンターにどのようなイメージを持っているか(複数回答)

ゲーム機本体の大型化・複雑化と共に、1回あたりのプレーコストも上昇の傾向を見せているため、そして昨今の経済状況もあり、コスト意識は極めて強い。ゲームセンターへの反応もお金方面へのマイナスイメージがもっとも強いものとなっている。次いで「陰湿な、妙な静寂感のあるイメージ」を払しょくするために行われたイメージの変更が、「うるさい」という別の方面で仇となってしまっているのが分かる。

第三位にようやくポジティブな意見の「若者向け」が入るが、これは回答者によってはネガティブととらえてしまうこともある。ただし【日経新聞の記事(お年寄りがゲーセン集合 1日1000円、交流の場に)】などにもあるように、最近ではお年寄りが集う場所としての意味も見出されつつあるので、一概に「若者向け」とは言い切れないのが現状である。

グラフではネガティブな意見を赤系統で着色している。用意された項目は肯定的・否定的双方の数がほぼ同数で用意されているはずなのだが、否定的な意見ばかりが目立つのが分かる。元々日本では遊びに対して否定的な意見を持つ風潮があるが、ゲームセンター側としてはイメージアップのために色々と努力してきたにも関わらず、あまり報われていない感も否めない。



「ブロック崩し」「スペースインベーダー」などに始まるデジタル系のゲームは、そのお株を家庭用ゲーム機やモバイル端末などに奪われつつある。相手の姿形の見えない対戦ゲームも、通信環境インフラの普及やオンラインゲーム、とりわけソーシャルゲームの浸透で、ゲームセンターに足を運ぶ必要が無くなりつつある。ゲームセンター側としては、今回のような「お客側の意見」を参考にしつつ、今まで以上に「リアルな場所でしか出来ない、そして多くの人が好んで時間を費やしたくなる」エンターテインメントの提供方法について思考を巡らし、実践していく必要が求められているのだろう。

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