食品の栄養成分、効用まで一番知られているのは?

2010/12/06 12:00

野菜の棒グラフ[マルハニチロホールディングス(1334)]は2010年12月3日、「鮭に関する意識調査」の結果を発表した。それによると調査母体において、名前だけでなく効用まで一番良く知られている栄養成分は「DHA(ドコサヘキサエン酸)」だった。5割を超える回答率を示している。昔からよく知られている成分の「カルシウム」や「鉄分」すら上回っており、昨今の啓蒙・宣伝効果の高さを改めて認識させられる結果といえる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2010年11月14日から17日にかけて15歳以上の男女に対し携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は非公開、年齢階層比は10・20代が292人、30代が328人、40・50代が380人。

食品には体を形作る材料となり、あるいは働きを活性化させる、さまざまな栄養成分が含まれている。普段はそれらを具体的に理解しなくともバランスのよい食事を採ることで、過不足なく多種多彩な栄養成分を体に取り込み、体に活力を与えると共に、新陳代謝を促し、成長を促進させていくことになる。しかし体調不良や体の疾病、あるいはトラブルを抱えた状態からの回復を促進させたい場合、特定の栄養成分のことを知り、それらを多く含む食事を採ることは多々ある話(例えば骨折した時には小魚などカルシウムの多いモノを勧められるという具合)。

実際には直接必要となる栄養成分だけでなく、その成分の吸収や分解を手助けするものも同時に取り込む必要がある。また、多すぎても無意味などころか害になるものも少なくないため、生半可な知識による過剰摂取には注意したいところ。しかしながら知識として知っておく(、そしてそれなりにプラスαの量を摂取する)のは良いことなのに違いは無い。

さて、具体的な栄養成分となると、どんなものがよく知られているだろうか。単に名前だけでなく、どのような効用があるのかまで知っているものについて、複数回答で答えてもらった結果が次のグラフ。最上位にはお魚などに多く含まれていると言われている「DHA(ドコサヘキサエン酸)」がついた。

↑ 効用まで知っている栄養成分(複数回答、上位15位)
↑ 効用まで知っている栄養成分(複数回答、上位15位)

DHAは健康を増進する効果があるとされ、最近ではサプリメントなどでも登場しているほど。「ドコサヘキサエン酸」という名前は知らなくとも「DHA」ならテレビや雑誌などで見聞きしたことがある人はほとんどだろう。昔と比べて今の日本における食生活では魚を摂取する機会・量が減ったため、魚類を食べる以外では意図的に摂取した方がよい「もと」されている。栄養成分そのものは以前から存在していたが、知名度が大きく上がったのはここ数年、テレビなどで繰り返し語られるようになってから。

カルシウム第二位「カルシウム」と第三位「鉄」は体と食品に関する栄養成分として語られる対象としては、前々から知名度が高く、良く知られているもの。第四位の「コラーゲン」は健康食品と共に化粧品としての知名度も高いが、【安全性はともかく機能性の有無については科学的な証明がなされたわけではない】

次いでビタミン群がずらりと並ぶが、これらの名前を知らない人はほとんどいないはずで、むしろその効用が名前と結びつかない、というのが実情だろう。逆にいえばビタミンDの効用(不足するとカルシウムの吸収が進まず、カルシウム不足になる。とり過ぎると高血圧など多種多様の症状を引き起こす)を知っている人が2割以上もいる状況の方が驚きといえるかもしれない。



最近では【「サプリメントで疲労回復」5割を超える】などにあるように、手軽に購入できるようになったサプリメントを用い、不足している栄養素単位で補充を試みる人が増えている。一方で【がんのリスクを減らせる生活習慣の4大改善ポイント】の話にもあるが栄養素の不足はあくまでも、食物や日頃の生活習慣の中で補うべきであるとする意見も根強い。

どちらが正しいのかは個々の判断にお任せするが、いずれにしても正しい栄養成分に関する知識を身に付け、適量を摂取するよう心がけたいものだ。さらにいえば、そのような事をわざわざ気遣うことのないような、バランスの取れた食生活を送るのが一番なのだろう。

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