イギリス海軍の中古軽空母インヴィンシブル、ネットオークションで競売中

2010/12/01 06:20

インヴィンシブルかつて【イギリス海軍の新型空母、2隻で8000億円ナリ】でもお伝えしたように、海軍力の増強に余念がないイギリスだったが、緊縮財政のあおりを受けて新型空母そのものを持て余す状態が続いているのは、一部報道で伝えられている通り。財政困難の影響は(陸軍の例を挙げると【戦車発祥地のイギリスで戦車の生産終了】でも言及したが)既存戦力、さらには予備兵力にも及んでいる。今回紹介する話もその流れを受けたもので、保存状態にあった軽空母インヴィンシブル(HMS Invincible)が、よりによってインターネットオークションで競売対象とされていることが明らかになった(【該当オークションページ(英語)】)。

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↑ インヴィンシブルの雄姿(?)。BBCによるもので、イベントか実験のために、カタパルトから自動車を排出する様子。

軽空母インヴィンシブルはインヴィンシブル級航空母艦の一番艦(ネームシップ)で1980年に竣工。現行スペックは基準排水量1万7000トン、全長210メートル、全幅35メートル。大型空母を建造・運営するには予算が足りず、小型のヘリ空母では防空能力不足が懸念されたがゆえに建造された、中庸的な軽空母。フォークランド紛争で活躍したことで知られているが、2005年には退役してモスボール(劣化を防ぐための保存方法)され、2010年まで維持される予定だったが、今回その時期が終わることで売りに出されたようだ。

価格を確認したが「価格は非公開です。下記にあるサイト運営者にお問い合わせください(For items without a price please contact the supplier using the details below.)」とあるのみで、具体的金額は不明。競売は2011年1月5日が締め切り。

【ロイター】などによるとイギリス国防省の話として「どの程度の価格を付けるべきなのか見当もつかない」「もし買い手がいなければ、スクラップにされて売られてしまうだろう」というコメントが伝えられている。ただ、同艦は以前1.75億ポンド(現在の為替レートで228億円)にて1982年にオーストラリアに売却されようとした経緯があるため、大幅値引きは必要だが、これが一つの目安になるかもしれない(【DailyMail】)。

果たして買い手は見つかるのだろうか。用途を考慮する限りでは、価格次第でニーズはありそうな気はするのだが。

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