ブログの世界的な平均アクセス数をグラフ化してみる(2010年版)

2010/12/06 07:22

ブログアクセス先の11月21日に掲載した記事【あなたのブログ歴は?】でも解説したが、ブログを中心にデータを収集し分析を行うと共に、それを対象にした検索エンジンサービスを提供するTechnoratiは2010年11月3日から、最新のブログ事情をテーマにした発表を行うカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を公式サイト上に公開している(State of the Blogosphere 2010)。ブログの実情を確認できるデータが豊富に盛り込まれており、注目すべき内容である。今回はその中から「ユニークアクセス数・ページビュー数」について見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2010」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって7205人のブロガーを対象に2009年9月21日-10月8日の間に、インターネット経由で実施されたもの。ブロガーの比率としては64.1%が「自分の趣味などを目的にブログを行っている自己満足派(Hobbyists)」。13.5%は「自分の専門知識を周囲にアピールし、本職のサポートや宣伝に活用、あるいは収入の一部を賄う副業派(Part Timer)」。1.0%と少数ではあるが「社内などで業務としてブログを展開する業務派(Corporate)」。そして最後の21.3%は「プロのブロガー(Self Employed)」となる。

調査母体となったブロガーのうち、Google Analyticsなどのサードパーティーによるアクセス解析を使うなどして(ブログサービスの中には自前でアクセス解析結果を報告してくれるものもある)、自分のブログのアクセス数をチェックする人に尋ねた結果が次のグラフ。

↑ あなたのブログの月あたりの平均ユニークユーザー数は?
↑ あなたのブログの月あたりの平均ユニークユーザー数は?

↑ あなたのブログの月あたりの平均ページビュー数は?
↑ あなたのブログの月あたりの平均ページビュー数は?

「ユニーク数」とは来訪者数で、「ページビュー数」とはページ閲覧数。例えば一人の人がブログに来訪して3ページを見まわしたら、「ユニーク数」は1、「ページビュー数」は3となる。アクセス解析サービスにより、「ユニーク数」の判定基準は異なるが、大体は1時間-半日くらいの間をおけば「別人」と扱われる(解析ツールによっては「30分以上何も他のアクションを起こさなかった場合には別人扱いする」など、もう少し細かい基準を持つところもある)。

理論上、個々のブログにおいてページビュー数がユニーク数を下回ることはあり得ない。必然的に値の散らばり・偏り具合もページビュー数のグラフの方が、高い位置を示すことになる。

世間一般的には「ページビュー数」の方がブログのアクセス記録としては提示されやすいのでそちらを見ると、5000ページビュー/月以下のブログが全体の 60%を占めている。6割のブログがこの領域に位置するわけだ。続いて5000-1万ページビュー/月・1万-5万ページビュー/月がそれぞれ12%・13%。そして5万ページビュー超/月のブログは全体の9%でしかない。

これをブロガーおよび管理しているブログの性質毎に区分してみると、興味深い傾向が見られる。

↑ あなたのブログの月あたりの平均ユニークユーザー数は?(管理人・ブログのタイプベ説)
↑ あなたのブログの月あたりの平均ユニークユーザー数は?(管理人・ブログのタイプベ説)

↑ あなたのブログの月あたりの平均ページビュー数は?(管理人・ブログのタイプベ説)
↑ あなたのブログの月あたりの平均ページビュー数は?(管理人・ブログのタイプベ説)

ひと目で見で分かるのは、「自己満足派」と、「副業派」「業務派」「プロブロガー」における「ユニークアクセス数」・「ページビュー数」の分散の差異。「自己満足派」においてはユニークとページビューの間にあまり違いがないことから、個々のブログにおける「ユニークアクセス数」と「ページビュー数」の間にあまり違いがないことが想像できる。つまり、「目的のページを見て、さっと帰ってしまう人が多い」(いわゆる直帰率が高い)。一方「副業派」「業務派」「プロブロガー」は各数字毎の区分における分散が「ユニークアクセス数」と「ページビュー数」においてかなりの違いが見られるため、多かれ少なかれ「一度アクセスした人が複数ページを閲覧している可能性が高い」ことが推定できる。ブログの性質によって、このようなシンプルな違いが見られる。

読者の多くは「自己満足派」か「プロブロガー」に該当すると思われる。自分のブログ(を持っている人ならそれのアクセス記録)がどの階層に属するのか、そして上下にはどれくらいの人がいるのかをチェックして、ニヤニヤしたり励みにするのも楽しいに違いない。

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