「行きやすい」「料金お手頃」「良い雰囲気」…ゲーセン選択時の重視点とは
2010/12/02 12:00


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今調査は2010年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1830人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代31%・40代32%・50歳以上24%。
ゲームセンターで遊んでいる人は、調査母体においては39.0%。それらの人に人気のゲームは、クレーンゲームをはじめとする、いわゆる「プライズもの」。

↑ ゲームセンターで主に遊ぶのは(ゲームセンターで遊ぶ人限定)(複数回答)(再録)
テーブル筺体型のゲームへのニーズは比較的少数。現在のゲームセンターが一部のゲーム好きな人向けでは無く、いわゆるライト層・一般層向けのアミューズメント・テーマパークのような立ち位置であることが想像できる。
それでは利用者がゲームセンターを選ぶ際には、どのような点を重視するだろうか。最上位には「アクセス・立地が良い」がついた。

↑ ゲームセンター利用時の重視点(複数回答)(ゲームセンターで遊ぶ人限定)
別項目で調査母体が「ゲームセンターで遊ぶ機会」について「暇つぶし・時間つぶし」を最上位項目として挙げている。暇つぶしに遊びに行く場所が自宅や仕事場、学校などから遠く離れていたのでは不便でしかなく、もっと近場の別の場所を選んでしまう。「立地が良い」のを選ぶのは当然至極といえる。しかしこれは同時に、「多少立地が悪くてもゲームセンターに通いたい」という人が少なく、それだけゲームセンターそのものの魅力が低い事をも意味することになる。
第二位は「料金が手頃」第三位は「雰囲気が良い」第四位は「ゲーム機が豊富」第五位は「店が清潔、明るい」。まるで豪華絢爛きらびやかで、いつ足を運んでも子供の笑い声が絶えないような遊園地を想像させる、そのような環境がゲームセンターには求められている。一昔前のゲームセンターの一般的なイメージとはかなりのギャップを感じざるを得ない。

ゲームセンターは、かつての「筺体ゲームのやり込みをする人たちが集まる場所」といったイメージは影に潜み、「デジタル色の強いアミューズメントパーク」に姿を変えつつある。ゲームセンターがアミューズメントパーク化しているのは、本来ゲームセンターが担ってきた「テレビゲームで遊ぶ場所」「ゲームの腕を競い、対戦をする場所」のニーズに、各種家庭用ゲーム機や携帯電話などが応える時代ゆえの変化といえよう。
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