ツイッターを更新情報専用に使っているブロガーは14%

2010/12/01 12:30

ツイッター先に【あなたのブログ歴は?】でも触れたように、ブログを中心にデータを収集し分析を行うと共に、ブログを検索対象とする検索エンジンサービスを提供するTechnoratiは2010年11月3日、最新のブログ事情を分析・統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を公開した(State of the Blogosphere 2010)。ブログの現状を把握できる、貴重なデータが豊富に盛り込まれている。今回はその中から「ブログ運営者によるツイッター(Twitter)とブログとの具体的な連動性」について見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2010」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって7205人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月21日から10月8日にかけてインターネット経由で行われたもの。そのうち64.1%は自分の趣味などを目的にブログを行っている「自己満足派(Hobbyists)」。13.5%は自分の専門知識を披露して本職のサポートや宣伝に活用したり収入の一部を賄う「副業派(Part Timer)」。1.0%は社内などで業務としてブログを展開する「業務派(Corporate)」。そして最後の21.3%は「プロのブロガー(Self Employed)」。

ツイッターを利用しているブロガーは調査母体平均で約77%。何らかの業務としてブログを運用している人に限れば9割近くとなる。それらの人たちがツイッターを使う理由としては、自分のブログの売り込みが第一位という結果が出ている。

↑ ツイッターの利用方法
↑ ツイッターの利用方法(再録)

それでは具体的に、自分のブログ(の更新情報)とツイッターとの間に、どのような関係があるのだろうか。一番良く使われているのが、ブログの更新情報をツイッター上にツイートする(ツイッター上に書きこむ)、RSS的な使い道(【「どうしてツイッターを使うの?」アメリカ人に聞いたところ…】)。その手法を用いているか、さらにツイッターのアカウントに更新情報以外の書き込みをしているか否かについて聞いた結果が次のグラフ(もちろんツイッター利用者限定)。

↑ ツイッターとブログにはどんな関連性がある?
↑ ツイッターとブログにはどんな関連性がある?

ブログの更新情報以外を一切流さない、つまりツイッターのアカウントをほぼRSSと同じように用いている人は、全体で14%。更新情報は流すけれど、他の情報も流す人は42%。「ツイッターは使っているけど、ブログとの連動性はシステム化していない」という人は43%に達する。システム化しなくとも、自分のブログで「これは非常に良い出来だ」「面白いから是非ともツイッターでフォローしてくれている人にも読んでほしい」というものがあれば、手作業でツイートするのだろうが、連動性を持たないブロガーが4割強もいる。やや少ないかな、という感はある。

もっとも今件の選択肢では「自動的に(automatically)」という表現が用いられている。つまりブログ側でツイッターへの自動投稿の仕組みが無ければ、基本的に「自動的に流したいのに流せない」ということになる(※RSSさえ配信する仕組みがあれば、外部サービスを使って間接的にツイッターへ更新情報を流すことは可能)。このあたりが「43%」の一因なのかもしれない。

ブログ・管理人のタイプ別に見ると、「業務派」では1/4がツイッターをRSS化しているのが分かる。ツイッターに割り振るマンパワー不足で、とりあえずブログの更新情報を配信している、という状態だろうか。一方で「副業派」はRSSもどきな使い方をする人も多ければ、普通にツイートをする人も多い。一番アグレッシブに使いこなしている、というところだろう。



やや余談として。今記事で各ブログタイプ別に「ツイッターとブログの連動性」の割合が分かり、別項目で各ブログタイプ別の「ツイッター利用率」が判明している。この二つをかけ合わせれば、「ブロガー全体のツイッターの利用の有無と利用方法の区分」が算出できることになる。元データが小数点以下を省略しているので、多少荒い数字になるが、概算以上のものは算出できる。

↑ ブロガーのツイッター利用の有無と利用方法
↑ ブロガーのツイッター利用の有無と利用方法

「自己満足派」はブログとの連動をあまり考えていない、「副業派」は一番アクティブにツイッターを用いているだけでなく、ブログとの連動性も積極的にこなしている、「プロブロガー」は案外ツイッターとの連動性に(他の事業ブロガーと比べると)消極的である、ことなどの傾向が見えてくる。それぞれのツイッターに対するスタンスが透けて見えて、非常に興味深い数字と言える。

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