ゲームセンターへは暇つぶし・付き合いで、良く遊ぶのはプライズもの
2010/11/29 12:10


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今調査は2010年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1830人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代31%・40代32%・50歳以上24%。
パソコンや家庭用テレビゲームや携帯ゲーム機、さらには携帯電話の普及でデジタル系ゲームが多様化する昨今、ゲームセンターは従来の「テーブル筺体ゲームの集合場」から「多種多様な体感ゲームを集めたデジタル色の強いアミューズメントパーク」的な遊技場へと変貌をとげつつある(もちろん今でも「テーブルゲームを集めた昔ながらのゲームセンター」も数多く見受けられる)。それらのゲームセンターで遊ぶ人は、頻度を別にすれば調査母体では39.0%に達していた。
ゲームセンターで遊ぶ人に、どのようなゲームで主に遊ぶのかを複数回答で聞いたのが次のグラフ。ゲームセンターの主役は、今ではプライズもの(景品獲得のためのゲーム)、体感ゲームであり、テーブル筺体型のゲームはわき役と認識されていることが分かる。

↑ ゲームセンターで主に遊ぶのは(ゲームセンターで遊ぶ人限定)(複数回答)
特にプライズものは上位三位を独占しているだけでなく、資料によると「ゲームセンターの利用頻度が少ない人ほど、比率が高い傾向」にあるとのこと。足しげく通う人でないと、それ以外のゲームを楽しんでくれないということになる。
その状況を理解できるのが、「ゲームセンターで遊ぶ場面」を尋ねた次の結果。トップ2が「暇つぶし、時間つぶし」と「子供や友人など同伴者の付き合い」。本人の強い意志ではなく、「手持無沙汰だし、目に留まったからちょっと寄って時間でもつぶすか」「子供も楽しめることだし、足を運んでみるかな」という雰囲気の、軽い気持ちで来店しているのが分かる。言い換えれば、それらの条件さえ合えば、おもむく場所はゲームセンターで無くとも良い、ということになる。

↑ どのような時にゲームセンターで遊ぶか(ゲームセンターで遊ぶ人限定)(複数回答)
「暇つぶし」ならお気軽に遊べるプライズゲームはもってこいのゲームに他ならない。ドライブゲームもよほど難しいものでない限り、すぐにプレーできる。「同伴者」特に「子供」の付き合いなら、子供でも理解できて安心、しかも場合によっては景品を手に入れて二倍嬉しいプライズものに人気が集まるのは当然といえる(遊ぶことと景品を手に入れることの重要度が逆転しているのが、第四位の「景品が欲しい」と考えることもできる)。
いずれにせよゲームセンターは、かつての「筺体ゲームのやり込みをする人たちが集まる場所」というイメージは薄れ、「デジタル色の強いアミューズメントパーク」に姿を変えつつある。ゲームセンターがアミューズメントパーク化しているのは、「テレビゲームで遊ぶ場所」「ゲームの腕を競い、対戦をする場所」のニーズに、各種家庭用ゲーム機や携帯電話などが応える時代ゆえの変化といえよう。
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