地方学生による「内定ゼロ」地方企業58.8%・都心部65.5%

2010/11/28 07:20

就職活動ソフトバンク・ヒューマンキャピタルは2010年11月25日、地方学生の遠距離就職活動に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、説明会や面接・筆記試験に参加した企業は地方企業より一都三県の企業が多かったものの、内定がもらえた企業は地方企業の方が多い傾向があることが分かった。都市圏企業への就職活動の厳しさが改めて認識できる結果となっている(【発表リース】)。

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今調査は2010年11月14日から18日にかけて、一都三県以外に住み、一都三県に本社がある企業へ就職活動を行った大学四年生に対し、インターネット経由で行ったもので、有効回答数は400人。男女比は非公開。

調査母体においては調査時点でいまだ就職先が見つからない人は44.0%に達していた。それでは実際に就職先決定・未決定の人も合わせ、母体全体ではどれくらいの数の説明会に足を運び、面接や筆記試験に参加でき、内定をもらえたのだろうか。全般的には説明会や面接などへは(一都三県本社の企業へ就職活動を行ったことが前提ということもあり)一都三県企業の方が値が高いものの、肝心の内定は地方企業の方が高い値となってしまっている。

↑ 企業の場所別参加数・内定数
↑ 企業の場所別参加数・内定数

説明会に足を運んだ回数は非常に多く、中には51件以上という人も地方で3.3%・一都三県で2.5%以上もいる。ボリュームゾーンは2-3件、11件以上になるとさすがに地方企業(地元)の方が多くなるが、10件までなら一都三県の方が多い。面接・筆記試験も似たようなものだ。

しかし内定となると、ボリュームゾーン云々で関係なく、地方企業の方が内定率が高い様相が見て取れる。もっとも地方企業でも内定数ゼロという人が58.8%もおり、冒頭で触れた「いまだに就職先が見つからない人44.0%」とあわせ、地方学生の就職活動の厳しさがうかがえる。

ちなみに内定数だけを抽出して、数が多い層も分かるようにグラフを再構築したのが次の図。ごくごくわずかだが、このご時世に10件以上も内定をもらえた人が確認できる。

↑ 内定数
↑ 内定数

ゼロ件と1件は隣合わせではあるが、その境目には非常に深い溝が生じているようなイメージが思い浮かばれる。調査期日は11月中旬で、まだ内定をもらえていない学生にとっては、焦りばかりが募る状況かもしれない。彼ら・彼女らの努力が実ることを願わずにはいられない。

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