一般道での後部座席のシートベルト着用率、33.1%に留まる

2010/11/26 12:30

シートベルトJAF(社団法人日本自動車連盟)と警察庁は2010年11月25日、自家用乗用車などの利用者を対象に同年10月1日から10日に実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。それによると一般道での運転者の着用率は前年比プラス0.7ポイントの97.3%、高速道路などでは前年比同じくの99.2%と高い割合だったのに対し、後部座席はそれぞれ33.1%(マイナス0.4ポイント)・63.7%(プラス0.3ポイント)という結果だったことが分かった。JAFなどでは運転者はもちろんだが後部座席をはじめとした同乗者にも自発的・積極的にシートベルトを着用するよう喚起している(【発表リリース】)。

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↑ シートベルト着用状況全国調査(2010年)によるシートベルト着用率
↑ シートベルト着用状況全国調査(2010年)によるシートベルト着用率

以前【戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる】【シートベルトとエアバッグのデータをグラフ化してみる-「戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる」後日談】でも触れたように、着用することで「確実に」交通事故による犠牲者が減ることが証明されている。関係者・団体による啓蒙活動などが功を奏し、少しずつ着用率は上昇しているが、いまだ100%には至っていない。

また2008年の改正道路交通法施行(後部座席も含めた全席シートベルト着用義務化)に伴い、後部座席においても着用率は2008年から急激に上昇を見せている。それでも高速道等で6割強・一般道では3割強と、前部座席と比べてまだまだ低く、さらなる啓蒙が必要とされている。

↑ 一般道におけるシートベルト着用率推移
↑ 一般道におけるシートベルト着用率推移

↑ 高速道等におけるシートベルト着用率推移
↑ 高速道等におけるシートベルト着用率推移

さらに上記グラフを見れば分かるのだが、全般的に高速道などにおける着用率の方が、一般道と比べて高い。これは高速道の方が運転速度が速く、その分事故の際のリスクが大きいため、運転者なども身構える・気をつける割合が高い事によるもの。しかしながら一般道での走行速度でも、万一の際におけるシートベルトの着用の有無による「リスク」の差は非常に大きなものがある。

「普通の道路の速度なら、シートベルトをしなくても問題ないだろう」「面倒くさい」「きゅうくつだから」「近くだから」「エアバッグがあるから」「事故なんか起こさない」「後ろの座席は安全だから」と油断することなく、「自動車に乗ったらまずは全員がシートベルト」を習慣とするよう、運転手も同乗者も皆、心がけてほしい。

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