2010年10月度外食産業売上はプラス2.7%・客数増加で売上アップ、和風の店舗数低迷がやや気になる

2010/11/26 12:00

日本フードサービス協会は2010年11月25日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2010年10月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス2.7%となり、4か月連続のプラスとなった。今夏の酷暑の反動が懸念されたものの、昨年に比べて日祭日が一日多かったこともあり、来客数が上乗せされて売上高を押し上げる形となった。一方、商品単価は下落傾向を続けており、売上の上昇を限定的なものとしている(【発表リリース】)。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が196、店舗数は29422店舗。今月は前月と比較して事業社数も店舗数も増加を見せている。

全業態すべてを合わせた10月度売り上げ状況は、前年同月比で102.7%と前年同月を2.7%上回り、先月から続いてプラスを見せることになった。今回計測月は日取りなど外部的要因の多くがプラスに働いき、売上をプラスに持ちあげる主要因になった。一方で低価格メニュー競争は継続中で、市場全体の単価を抑える状況。

業態別では「比較的」堅調なファストフードは「和風」以外は客単価減少も最小限に抑え、「洋風」以外は客数の伸びで単価減少をカバー、結果として売上は大勢がプラスだったものの、「洋風」はぎりぎりマイナス。お馴染みのめん類がいつものごとく店舗数のかさ上げでプラス。そして客単価が大きく落ちた、話題豊富な牛丼チェーン店が含まれている「和風」では、「売上104.7%」「客数117.6%」「客単価89.0%」となり今月もかろうじて「商品単価を大きく下げて集客、売上アップ」の狙いは当たった様相。

ファミリーレストラン部門は総売上がプラス。洋風・焼き肉が頑張っているが、中華が軟調。客単価は安定し、洋風ではむしろプラスとなっている。が、和風の店舗数低迷が気になるところ。

全店データ
↑ 全店データ

日取りの良さで
残暑の反動をカバー。
客単価の減少は続く。
今月は日曜祝祭日が昨年と比べて1日多かったことが幸いし、客数をプラスに押し上げ、最終的に売上をプラスに落ち着かせる形となった。客単価は下がるばかりだが、前月の96.6%からは少しばかり回復した98.3%となっている。しかしながら売上高的には厳しい状況が続いていることに変わりは無い。

【お米の品質、猛暑で大幅に低下し1等米比率が約6割強に留まる】などにもあるように今年の酷暑は農作物の品質低下を招く形となっている。今のところお米の市場に大きな動きはみられないが、食品を提供する外食産業に、この品質低下がどのような形で影響を与えるのか、少々気になるところではある。

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