アメリカの子供達はクリスマスにどんなプレゼントを欲しがっているのか

2010/11/25 12:00

クリスマス【アメリカの年末商戦、まずは「来客数増」「客単価減」「売上微増」でスタート】でも説明しているが、年末年始に小売店における売上が増加する、いわゆる「年末年始商戦」のことをアメリカでは「ブラックフライデー・セール」と呼んでいる。これはブラックフライデーが「感謝祭翌日の金曜日」であり、毎年この日から小売店の売上が「黒字」に転じる傾向があるため。そのブラックフライデー・セールをダイレクトに挟んだ期間において、アメリカの子供たちが電子機器関連の商品(いわゆる「ガジェット」)で何を買いたい・買ってほしいと考えているのかについて調査した結果のごく一部が、先日【ニールセンのブログ】にて掲載されていた。今回はこれを紹介することにしよう。

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公開されているのはあくまでもダイジェスト版なので、調査母体の詳しいデータなどは記載されていない。確認できるのは「2010年10月に調査」「アメリカの一般的な子供たちを対象に調査」との記載のみ。

ともあれまずは6-12歳。幼い子供たちを対象にした調査結果。結構驚きの結果が出ている。

↑ 米6-12歳の子供が今後6か月に買いたい(買ってもらいたい)もの
↑ 米6-12歳の子供が今後6か月に買いたい(買ってもらいたい)もの(2010年10月に調査)

トップについたのはパソコンでもゲーム機でも携帯電話でも無く、iPad。子供たちの目には、ちょっと大人っぽさを体験できて、しかもゲームもインターネットも出来て、操作も簡単そうな、子供にとって魅力に満ちあふれた不思議なデジタルアイテムに見えているのだろう。自動車やヨットなどと違い、少々両親のお財布にゴメンナサイをしてもらえば、買ってもらえない可能性が無いわけでもない。手に届きそうなハイテクマシンとして、夢に想う子供が多いと考えれば、納得は行く。

ゲーム機の類でもっとも多いのは「DSシリーズ」、ちょっと下がって「PS3」が続く。話題の「3DS」はかなり下の方だが、直近ではさらに話題に登っている「キネクト」や「Move」などの新型デバイスはそのまたさらに下。子供達にはあのデバイスたちはあまり魅力的に見えないのかもしれない。また「3DS」が低いのは、発売が来年に入ってからなので、時期的に「今の時点で考えなくてもいい。クリスマスには間に合わないし」というところもあるのだろう(10月の時点で「今後6か月に」だから厳密には2011年2月末に発売の「3DS」も含まれるが、まずは目前のクリスマスが先と考えるのは自然の成り行き)。

一方、少々年齢が上の13歳以上になると、順位が大きく変動する。

↑ 米13歳以上の子供が今後6か月に買いたい(買ってもらいたい)もの
↑ 米13歳以上の子供が今後6か月に買いたい(買ってもらいたい)もの(2010年10月に調査)

トップはコンピューター。この年頃になると12歳未満が抱えていた「パソコンは難しくて……」という不安も無くなるのだろう。代替案としてトップについていたiPadは、13歳以上では4位に後退している。そしてテレビセットが2位についているが、これは【家の中でロボットの大格闘が繰り広げられているでござるの巻】でも解説しているように、アメリカでは有料配信型の視聴スタイルが主流になっていること・「別々の部屋で・別々の番組を」観るのが憧れの視聴スタイルであることなどに起因する。

また、スマートフォン周りを見ると、iPhoneよりもiPhone以外のスマートフォンに興味が集まっていたり(iPhoneはすでに持っているから、なのだろうか?)、電子書籍リーダーの順位が大きく上昇しているなど、興味深い傾向も確認できる。



プレゼント電子機器の低価格化や操作系の容易さ向上は、子供たちにもそれらの機器を利用できる機会を大きく増加させている。まるで積木やミニカーで遊ぶのと同レベルで、携帯ゲーム機やスマートフォン、そして電子書籍リーダーなどに触れる彼ら・彼女らは、まさに「デジタルエイジ」といえる。

しかしそれらの機器は「大人が利用するのと同じ世界」へ直結する窓口ともなりうる。そして使う際のルール・マナー・暗黙の了解を教えてくれる人は少なく、あるいはまったく周囲にいない場合も少なくない。大人が子供たちにこれらの電子機器を買い与える時には、十分以上の注意と配慮が求められることはいうまでもない。

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