2010年10月度コンビニ売上高は5.9%のマイナス・たばこ駆け込み需要の反動などで売上と来客数が急降下

2010/11/23 06:38

日本フランチャイズチェーン協会は2010年11月22日、2010年10月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると10月はたばこ増税に伴う駆け込み需要の反動、価格値上げによる買い控えなどの影響を大きく受けて、既存店ベースの売上高は前年同月比-5.9%と4か月ぶりのマイナスを記録した(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事のまとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明済み。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は4か月ぶりのマイナス、全店は5か月ぶりのマイナス
・全店ベース……-3.7%
・既存店ベース…-5.9%

●店舗数(前年同月比)
・+1.7%

●来店客数:既存店は5か月ぶりのマイナス、全店は6か月ぶりのマイナス。
・全店ベース……-2.6%
・既存店ベース…-4.4%

●平均客単価:既存店は2か月ぶりのマイナス、全店も2か月ぶりのマイナス
・全店ベース……-1.1%(558.8円)
・既存店ベース…-1.5%(553.0円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+4.6%
・加工食品……+1.7%
・非食品………-19.3%←たばこ駆け込み需要反動で陥没
・サービス……+8.8%
・合計…………-3.7%

※既存店……1年以上営業中の店舗

10月は9月とは打って変わって秋らしい気候となり、季節柄のアイテムにおける大きな動きは確認されなかった。一番大きな動きとしては冒頭でも触れたように、たばこ税増税に伴う値上げに関連し、そのたばこを含む項目「非食品」部門の売上が急降下状態となったこと。売上・来店客数には特にその傾向が大きく、イレギュラー的な結果と言及せざるを得ない。

「たばこ値上げ」の影響大。
売上と来客数が
急降下。
10月のたばこ需要減退は異様なまでの下降ぶりで、この影響がいかに大きかったかが分かる。また数字の動きを良く見ると、「一人でまとめ買いした」がために客単価と売上が跳ねあがった先月に対し、今月は客単価ではなく来店客数が大きく減少したことが分かる。これは

・たばこ購入客(ついで買いありの客含む)の購入単価は、それ以外のお客と大きな違いは無い。
・たばこ値上げ(+まとめ買いで現時点では買い控えしている)によるお客の来店減退数は4%前後

の目算を立てることができる。

【一人暮らしの食生活、どこを頼りにしてきたか…過去15年間の食料の買い入れ先の移り変わりをグラフ化してみる】で触れているが、特に一人暮らしの若年層において、コンビニ離れが顕著なものとなっている。一方で高齢者においては少しずつではあるものの、コンビニを利用する機会が増えていることも確認できる。客層の変化に対し、コンビニ側がどのような対応を見せるべきなのか。今回以降中期的な継続を見せるであろうたばこ需要の減退は、それを考えさせる良い機会となるに違いない。

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