なぜ昔と比べてブログの更新頻度が減ったのか、理由は…

2010/11/23 06:39

更新頻度ダウン先日の別途記事で解説したように、ブログを中心に各種のデータを収集し分析を実施し、ブログを検索対象とした検索エンジンサービスも提供しているTechnoratiは 2010年11月3日以降、最新のブログ界隈事情を分析・統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を公開している(State of the Blogosphere 2010)。ブログの現状を俯瞰視できる、素晴らしいデータが大量に盛り込まれているのだが、今回はその中から「ブログを始めた時と今における更新頻度の違い」、さらには「更新頻度が減った人におけるその理由」を見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2010」は市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって7205人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月21日から10月8日にかけてインターネット経由で行われた調査結果によるもの。そのうち64.1%は自分の趣味などを目的としてブログを運営している「自己満足派(Hobbyists)」。13.5%は自分の専門知識をアピールして本職の補助や宣伝に活用した、収入の一部を賄う「副業派(Part Timer)」。1.0%は社内などでお仕事としてブログを展開する「業務派(Corporate)」。そして最後の21.3%は「プロのブロガー(Self Employed)」。

ブログをスタートした時からの経過時間は人それぞれだが、今年の計測結果の限りでは「一年以内に開始したルーキー」の割合は少なくなっている。

↑ ブログ歴はどれくらい?
↑ ブログ歴はどれくらい?(再録)

全体としてのブロガー歴が上がっているという状況だが、それでは更新頻度はどのような変化を見せているだろうか。それぞれのタイプ別に、ブログを始めた時と現在における更新頻度の違いを聞いた結果が次のグラフ。今年の全体値の統計データが無いのは残念だが、2009年の全体値も比較対象のため併記しておく。

↑ ブログを始めた時と比べて、今の更新頻度は?(管理者・ブログのタイプ別)
↑ ブログを始めた時と比べて、今の更新頻度は?(管理者・ブログのタイプ別)

自己満足派は明らかに更新頻度を減らし、業務派が増やしているのが確認できる。副業派やプロブロガーはほぼ半々というところだろうか。やはり他の項目(更新時間や更新回数など)と共に自己満足派の減少が気になるところ。

更新が減った原因、何だろう?
今回はこのうち、「更新頻度が減った」人にスポットライトを当ててみる。

まずは全体に聞いた結果。一番多かったのは「仕事や家庭の事情で」。これは昨年と変わりがない。

↑ なぜ昔と比べて更新頻度が減ったのか?(ブログ更新頻度で「昔と比べて更新頻度が減った」と答えた人限定、複数回答)
↑ なぜ昔と比べて更新頻度が減ったのか?(ブログ更新頻度で「昔と比べて更新頻度が減った」と答えた人限定、複数回答)

ブログをはじめた時と比べて仕事が忙しくなり、ブログに時間を割けなくなったというのはよくある話。次いでの理由が「ツイッターなどのミニブログに時間をとられて」「ソーシャルメディアに時間をとられて」。元々自由時間は有限だから、より興味があるものが出来れば、そちらに注力する時間は長くなる。ましてや仕事やプロのブロガーで無ければ、ブログにこだわる必要はあまりない。両者の躍進ぶりは他の数多もの記事で明らかにされている通りで、それならブログへの時間が少なくなっても仕方が無いという事情は理解できるはず。

ともあれ、ブログの作業行為そのものが悪影響を及ぼしたのではなく、相対的に他への計中時間が増えたから仕方なく、というのが大勢の意見で間違いは無い。

これを管理者やブログのタイプ別に区分した結果が次のグラフ。昨年は「ブロブロガー」が非掲載だったが、今回は「業務派」が非掲載対象。更新頻度減少が会社の命令によるものならば是非も無し。

↑ なぜ昔と比べて更新頻度が減ったのか?(ブログ更新頻度で「昔と比べて更新頻度が減った」と答えた人限定、複数回答)(管理者・ブログのタイプ別)
↑ なぜ昔と比べて更新頻度が減ったのか?(ブログ更新頻度で「昔と比べて更新頻度が減った」と答えた人限定、複数回答)(管理者・ブログのタイプ別)

各区分毎に大きな違いは無いが、「プロブロガー」が他区分と比べて他のソーシャルメディアに時間を取られてしまったという回答が多いのが目に留まる。時代のビッグウェーブに乗り遅れるな、とばかりに積極的なアクションを起こしているがための結果なのだろう。



ブログもまた「ウェブ上での自己表現を簡単に行う」ツールの一つに他ならない。他のツールがよりシンプルで効果的ならば、ブログにこだわる必要は無い。その観点で考えれば、ツイッターやFacebookなどの新興ソーシャルメディアに流れる人が少なからずいるのも仕方の無い話。

今資料はあくまでもブロガーに対するものであり、別途Facebookやツイッター関連の項目も取り上げていくが、それもあくまでも「ブログをやっている人」に限られる。他のソーシャルメディアで今件のような大規模動向調査が行われることを願わずにはいられない。

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