ランキング毎の毎月・毎日のブログ投稿数をグラフ化してみる

2010/11/24 06:43

グラフ化先日の記事でも解説したように、ブログを中心にデータを収集し分析を行い、ブログそのものを検索対象とした検索エンジンサービスを提供しているTechnoratiは 2010年11月3日より、最新のブログに関する状況を分析し、統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」における今年版の資料をインターネット上に公開した(State of the Blogosphere 2010)。ブログの現状を俯瞰できる、貴重なデータが豊富に盛り込まれているが、今回はその中から、「ブログのランキングにおける投稿数の違い」を見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2010」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesで7205人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に、2009年9月21日-10月8日にインターネット経由で行われている。そのうち64.1%は自分の趣味などを主に目的としてブログを行っている「自己満足派(Hobbyists)」。13.5%は自分の専門知識を披露し本職のサポート、宣伝に活用し、収入の一部を賄う「副業派(Part Timer)」。1.0%は社内などで業務上ブログを展開する「業務派(Corporate)」。そして最後の21.3%は「プロのブロガー(Self Employed)」。

今回提示されているランキングは、「Technorati Authority」という「被リンクを受けている外部ブログ数をそのままポイント化した」項目によって行われたもの。詳細は【100以上の外部ブログからリンクを張られている「権威ブログ」は全体の0.7%】で解説しているが、ブログの多くは被リンクがゼロ、または1ケタに留まっている。残念ながらTechnoratiのブログ事業は日本では終了してしまったため、日本のブログにおける値を見ることはできないが、海外のものならTechnorati Top 100などで確認が可能。

さてそれではまず最初に、そのランキングで区分したブログでの毎日の投稿数における平均値を見てみることにする。トップ100のブログは平均14.5件。法人新聞系のニュースサイトでないとなかなか難しそうなレベルである。

↑ 毎日の平均投稿数(Technorati Authority別)
↑ 毎日の平均投稿数(Technorati Authority別)

これがトップ500になると5.3まで減少。さらに今回の調査母体全体では0.03まで減少する。逆算すると大体月に1本程度の投稿数。これはブロガーの大部分を占める「自己満足派」の更新頻度が低いことで、全体の平均値を押し下げているのが主要因。

↑ どれくらいの頻度でブログを更新しているか(管理者・ブログのタイプ別)
↑ どれくらいの頻度でブログを更新しているか(管理者・ブログのタイプ別)(再録)

月ベースにするともっと状況が分かりやすい。

↑ 毎月の平均投稿数(Technorati Authority別)
↑ 毎月の平均投稿数(Technorati Authority別)

全体では概算通り1本。これがトップ5000になると86本、恐ろしいのはトップ100で、これが平均470本と500本近い値を示している。

もちろん更新頻度がブログの質、魅力のすべてを表すわけではない。いくら更新頻度が高くても、数行の駄文と論文レベルのボリューム・質の記事を同一視するのには無理がある(もちろん「つぶやき」レベルの量でも、宝石のような輝きを示す内容を送りだすことは可能)。それを差し引いても、ブログのランキングを表す指標の一つにおいては、上位陣ほど更新頻度が高い・更新量が多いという、非常に興味深いデータが出ているのは事実に他ならない。検証に値する傾向といえよう。

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