更新頻度減少中な自己満足派…ブログの更新頻度をグラフ化してみる

2010/11/22 12:20

アップデート先日展開した記事でも解説したが、ブログを中心にデータを収集し分析をしたり、ブログを検索対象とする検索エンジンサービスを提供するTechnoratiは 2010年11月3日から、最新のブログ事情を分析・統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を公開した(State of the Blogosphere 2010)。ブログの現状を垣間見れる、貴重なデータが豊富に盛り込まれているのだが、今回はその中から、「現在のブログにおける更新頻度の分布」を見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2010」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって7205人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月21日から10月8日にかけてインターネット経由で行われたもの。そのうち64.1%は自分の趣味などを目的にブログを行っている「自己満足派(Hobbyists)」。13.5%は自分の専門知識を披露して本職のサポートや宣伝に活用したり収入の一部を賄う「副業派(Part Timer)」。1.0%は社内などで業務としてブログを展開する「業務派(Corporate)」。そして最後の21.3%は「プロのブロガー(Self Employed)」。

ブログの更新頻度はそのままブログのページ数・ボリュームに比することになるため、何かと気にかかる要素ではある。特に長期間ブログを運営していると、他人のブログの更新頻度は気になる話となる。

そこでブログの更新頻度について尋ねたところ、ブロガーの区分毎に傾向は異なるものの、大体1日1回-週1回程度の更新頻度がボリュームゾーンであるという結果が出た。

↑ どれくらいの頻度でブログを更新しているか(管理者・ブログのタイプ別)
↑ どれくらいの頻度でブログを更新しているか(管理者・ブログのタイプ別)

「自己満足派」は全般的に更新頻度がさほど高くない。「月一以下」が17%、「数週間に1回」が21%。合わせて4割近くに達している。日記というよりは、活動報告のような形でブログを使っている場合(作家などのクリエイター系は特に)、これは十分にありえる話ではある。また、日記というよりは「思いついたら書き記す備忘録」的なものに近いのだろう。

一方、何らかの形で業務に関係のあるブロガーは、いずれも「2-3回/週」が最多階層となっている。そして「副業派」「プロブロガー」よりは「業務派」の方が、更新頻度が高い傾向がある。特に1日に5回以上更新している人が「業務派」では3割近くいるのが特徴的。

「自己満足派」はブログ離れ傾向か? それとも……
今回のデータで注目したいのは、比率的にはもっとも多い層「自己満足派」の推移。頻繁に更新を行う少数の人を除くと、全般的に更新頻度が明らかに減少しているのが確認できる。

↑ 自己満足派の推移
↑ 自己満足派の推移

週一更新を境に、それより更新頻度が高い層は減少、低い層は増加を見せている。更新内容については不明だが、ブログの更新頻度が減少傾向にあることは間違いない。これはこれまでの他記事でも言及しているが、「ちょっとした情報、直観的なテキストの類はツイッターやFacebookなど他のソーシャルメディアに書きこむ人が増えたため、必然的にその分のブログでの更新が減った」と考えてよい。しかもこの傾向は「自己満足派」で顕著なため、いわゆる「楽しみとしてブログを使っていた人の少なからず割合が、他ソーシャルメディアに心と時間を奪われている」と見て問題は無いだろう。

今後Facebookやツイッターなどが更に浸透するにつれ、この傾向はますます強まるに違いない。


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