授業にサークル、アルバイト…大学生のライフスタイルをグラフ化してみる

2010/11/23 12:10

アルバイト明治安田生活福祉研究所は2010年11月8日、大学生を対象にした、大学生活や就労、結婚・出産、社会に対する意識などのアンケート調査結果を発表した。その発表リリースの中に、大学生の平均的なライフスタイルに関する項目があり、今の大学生における授業やサークル活動、アルバイト、そして就職活動にどれだけいそしんでいるかが分かるデータが掲載されている。今回はそのデータ自身と、それに絡んで「アルバイトと就職活動時の気持ち」に関するデータをグラフ化してみることにする(【発表リリース】)。

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今調査は2010年6月16日から18日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は4120人。男女比は1対1、学生回答比は1年・2年・3年・4年で均等割り当て。

大学生のアルバイト事情などについては以前別調査機関による結果として【大学生のアルバイト事情をグラフ化してみる】を紹介した。こちらでは週における時間単位の、主要行動別平均割り振り時間が挙げられている。

↑ 週間平均生活時間(大学学部・昼間部)(2008年11月における不特定な一週間を調査)
↑ 週間平均生活時間(大学学部・昼間部)(2008年11月における不特定な一週間を調査)(再録)

今調査では「一週間のうち、少しでも実行した日を1日とカウントした場合、平均何日になるか」を計測した結果が出ている。それを学年別にグラフ化したのが次の図。延べ日数のため(例えば同日にアルバイトと授業、サークル活動をこなす場合もある)、合計は7日間を超えるので注意が必要。

↑ 大学生の平均的なライフスタイル(1週間当たりの平均日数)
↑ 大学生の平均的なライフスタイル(1週間当たりの平均日数)

理工学部の一部の学科を除けば、そして真面目に授業を受けて単位を取得していれば、全般的に学年が上がるにつれて必修授業コマ数は減り、授業やゼミのために登校しなければならない日は減ってくる。4年生では平均3日足らずしか「授業・ゼミ」に足を運んでいない。しかし一方で「自習」は(具体的時間数はともあれ)ほとんど減少しておらず、自己学習に励んでいる様子がうかがえる。

また就職活動は4年生になると急激に上昇し、平均で週一の割合で従事する計算になる。授業日数が減るのは必修コマ数が減る以外に、就職活動に忙しくなるからかもしれない。

アルバイトと就職活動の関係
就職活動以外では唯一減少傾向を見せていないのが「アルバイト」。お金周り事情だから仕方ない面もあるが、お金以外の効用もあるようだ。

↑ 3・4年生のアルバイト日数と就職活動に対する不安
↑ 3・4年生のアルバイト日数と就職活動に対する不安

これは就職活動で忙しくなる3-4年生における、アルバイトをまったくしていない人と週5日以上アルバイトをしている人との間で、就職活動に関する不安について聞いた結果。偶然と表するには無理がある傾向が確認できる。アルバイトは卒業後の会社勤めへの予行演習的な意味合いもあり、その訓練をしっかりと成し遂げていることで、仕事そのものへの不安も軽減される次第。

もちろん学業をおろそかにしてアルバイトをしろ、というわけではない。しかし卒業後における就労の予行演習が出来て(仕事の内容そのものはともかく、「一定時間を作業で拘束されること」「上司・部下の関係の中で作業をすること」など、経験を得られる事は山ほどある)、しかもお金がもらえるのだから、実に素晴らしい。

「仕送りが厳しいからアルバイトをしないと。辛いな」とネガティブに考えるのではなく、「就労の予行演習も出来てお金までもらえ生活費の足しになる。ラッキー」とポジティブに考えた方が、大学生活もハッピーに過ごせるに違いない。

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