リストラより困るものとは?

2010/11/21 12:00

お金ORIMOは2010年11月16日、仕事に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体において、仕事上で不況を実感している人は約四分の三に達していることが分かった。感じていない人は1割程度でしかない。またそれら不況感を体感させるような「仕事の上で”これは困る”と思うもの」については、具体的項目では「固定給のカット」がもっとも多くの同意票を集めていた。

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今調査は2010年10月21日から30日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1471人。男女比、年齢階層比は非公開。

ここ数年世界規模で継続し、昨今においては日本国内で特に加速化する様相を見せている不況感。仕事を継続出来たとしても、職場環境の変化でそれを実感している人も少なくないはず。仕事の上で不況を実感している人は程度の差を別にすると74.2%に達している。

↑ 仕事上で不況を実感しているか
↑ 仕事上で不況を実感しているか

では具体的に、今不況下で企業において実施される可能性がある施策の中で、「実際に自分の身に降りかかったらイヤだな、困るな」と思うものについて挙げてもらったところ、もっとも多い回答率を得たのは意外にも「固定給のカット」だった。

↑ 仕事の上で「これは困る」と思うもの(複数回答)
↑ 仕事の上で「これは困る」と思うもの(複数回答)

査定「意外にも」としたのは、事実上の解雇を意味する「リストラ」よりも上に「固定給カット」が位置しているから。この不況下では一度解雇されると再就職は極めて厳しく「困る」どころではないはずなのだが。「実施される可能性すら無い」と考えているのか、「リストラよりも固定給カットの方がリアリティがある」という思いからなのか、それとも「いっそのこと失業した方が失業手当など公的サポートなどを考えればマシかもしれない」という後ろ向きな考え方によるものなのか。今件データからだけでは分からない。

「リストラ」「過度の残業」を除けば、金銭的な項目への高回答率が目に留まる。やはり金銭的な部分で敏感になっており、さらなるダメージを受けることを恐れている部分があると思われる。

もう一つあえて気になる部分を挙げるとすれば、「上記には無い」とする回答が53.2%にも達している事。考えられるものとしては「事前知識・ノウハウのないワークを突然任されること」「対人関係」などが該当するのだろうか。



状況を冷静に判断する限りでは、昨今の不況感はしばらく継続すると見た方が正解に近い感はある。仕事の上で「これは困る」と思うことも今後生じる可能性は否定できない。その時点で取り得る選択肢を出来る限り想定し、その中で一番良いものを選べるよう、日頃から情報収集力や分析能力を鍛えておくのが吉といえよう。

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