全体的に下落傾向続く、少子化だけの問題か…「小学1年生」-「小学6年生」部数動向(2010年7-9月)

2010/11/16 07:25

先に【夏休みの影響も?…少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2010年7月-9月データ)】などで【社団法人日本雑誌協会】が2010年11月8日に発表した、2010年7月から9月分の主要定期発刊誌の販売数を「印刷証明付き部数」ベースで公開したデータを元に、いくつかのグラフを生成した。その際、以前【「小学五年生」「小学六年生」が休刊・来年春に学習まんが誌「GAKUMANPLUS」を創刊へ】で報じたように「小学五年生」「小学六年生」が去年の冬から今年の春にかけて休刊したこと、残りの4誌も部数的に厳しい状態にあることを伝えている。今回も前回のデータ更新時同様に、2008年春以降の「小学一年生」-「小学六年生」の部数推移をグラフ化してみることにした。

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データの取得場所の解説、「印刷証明付部数」など用語の説明、諸般注意事項は一連の記事まとめ記事【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】で説明されている。そちらで確認をしてほしい。

2008年4-6月以降3か月単位で「小学一年生」-「小学六年生」の「印刷証明付き部数」の推移を示したのが次のグラフ。「小学五年生」「小学六年生」は休刊により、2009年7月-9月のデータが最後となっている。

↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移
↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移

学年が上がるにつれて学習学年誌から離れる(他の雑誌に目が移る)のは容易に想像ができるが、それにも増して「小学五年生」「小学六年生」が部数的に元々かなり危ない領域に達していたことが確認できる。また、同じような変移を「小学三年生」「小学四年生」も見せているのが分かる。特に「小学四年生」はすでに、「小学五年生」「小学六年生」の休刊時の発行部数より下の基準にまで落ち込んでいる。

一方で「小学一年生」「小学二年生」はいわゆる季節変動によるぶれも大きいが、それなりに部数を示している……という解説は前回のものだが、今回の変移を見ると両誌ですら減少化は否めない状況にあるのが分かる。

「小学一年生」「小学二年生」は印刷部数そのものが大きいため、まだしばらくは安泰といえる。ただし「小学一年生」は下落数が急なため、可能ならば今のうちに大規模な変革をする必要がある。一方「小学三年生」「小学四年生」は漸減傾向が続いていること、特に「小学四年生」は繰り返しになるが「小学五年生」「小学六年生」の休刊時の部数以下にまで落ち込んでいる事実を見る限り、「抜本的に手をつけないと、GAKUMANPLUSの対象学年に小学四年生も加えねばならない」事態となることは否定できまい。


■関連記事:
【小学一年生(2010年8月号・とびだす小一! 3D大特集号)】

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