禁煙継続の友はアメやガム

2010/11/14 06:56

ガムマクロミルは2010年11月8日、今年10月のたばこ値上げをきっかけにした禁煙に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち禁煙を継続している人において、もっとも多くの人が行っている「禁煙継続のための行為」は「アメやガムで口寂しさをまぎらわす」だった。次いで「水分を多く摂取する」がついているが、一方で「何もしていない・使っていない」という人も1/3を超えている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年11月1日から11月2日にかけてインターネット経由で、今年10月のたばこ値上げをきっかけに禁煙を始めた人を対象に行われたもので、有効回答数は500人。男女比は342対158。年齢階層比は20代64人・30代166人・40代159人・50歳以上111人。「禁煙を始めた人」が対象であり、調査時点でその禁煙を挫折した人も含まれていることに注意。

調査母体は10月1日に禁煙を始めた人だが、調査時期の11月1日時点、つまり禁煙を始めてから1か月経過した時点で、完全禁煙を続けている人は6割強。一時的に吸ってしまったが禁煙状態を続けている人も含めれば、禁煙継続者は約8割になる。

↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか
↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか(再録)

その「禁煙継続派」の8割の人に、禁煙を続けるために意図的に行っていることを複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)
↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)

「アメやガムで口寂しさをまぎらわす」が最多回答で、何か具体的にしている内容なら第二位は「水分を多く摂取する」となるが、「何もしていない」も含めるとこちらが第二位で36.3%となる。専門医に相談したり、何らかの専門的なアイテムを使う人は意外に少ないのが確認できる。これで10月以降のアメやガムの国内消費量が急増していたら、それはそれで興味深い話ではあるのだか(年次ペースなら以前【今世紀に入ってからのお菓子の売れ行き具合をグラフ化してみる】で解説済み)。

これを男女別、年代別にみた結果が次のグラフ。

↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)(男女別)
↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)(男女別)

↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)(年齢階層別)
↑ 禁煙継続のために行っていること(禁煙継続者限定、複数回答)(年齢階層別)

男女別では大きな差異は見られない。あえて差を見い出すとすれば、「女性はアメやガムの使用、水分の摂取など専門アイテムを使わない方法、男性は電子たばこやニコチンパッチなどの専門アイテムの利用において、やや異性よりも多い傾向がある」というところか。女性は禁煙専用のアイテムを使うことに対する抵抗感が強いのかもしれない。

一方年代別では大きな変移はないものの、唯一「病院で治療を受ける」の項目で「歳を経るにつれて該当者が増加する」傾向が確認できる。金銭的に余裕があるのと、過去において長年喫煙してきた上での禁煙へのチャレンジ(多くは何度となく禁煙を試み、断念した経験もあろう)ということもあり、専門家の助けを得てでも禁煙を成し遂げようという意図が見て取れる。



今回のたばこの大幅値上げとそれに伴う禁煙挑戦者の増加は、多方面に影響を与えている。先日アメリカでは【たばこの箱に健康被害を想像させる絵や写真の掲載、アメリカで義務化へ】のような話もあり、喫煙者にとってはますます肩身が狭く、そして懐も寂しい状況が続いていく。喫煙・禁煙者の動向とその周辺環境の変移については、今後も注意深く見守り続けねばなるまい。

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