禁煙開始から1か月、いまだに続いている人は何割?

2010/11/12 07:12

禁煙マクロミルは2010年11月8日、今年10月のたばこ値上げをきっかけにした禁煙に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、10月1日以降一か月間完全に禁煙が続いている人は6割程度であることが分かった。男女別では男性が、禁煙前の喫煙本数別では喫煙本数が多い方が禁煙失敗率が高い様子も確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年11月1日から11月2日にかけてインターネット経由で、今年10月のたばこ値上げをきっかけに禁煙を始めた人を対象に行われたもので、有効回答数は500人。男女比は342対158。年齢階層比は20代64人・30代166人・40代159人・50歳以上111人。「禁煙を始めた人」が対象であり、調査時点でその禁煙を挫折した人も含まれていることに注意。

調査母体は10月1日に禁煙を始めた人だが、そのうち「今回が初めての禁煙」という人は3割強に達している。逆にいえば6割強はこれまでに少なくとも1度、禁煙と挫折を体験している。

↑ 今回の禁煙は何回目か(10月のタバコ値上げをきっかけに禁煙を始めた人)
↑ 今回の禁煙は何回目か(10月のタバコ値上げをきっかけに禁煙を始めた人)(再録)

それでは調査時期の11月1日時点で、つまり禁煙を始めてから1か月経過した時点で、禁煙を続けている人はどれくらいいるだろうか。今調査母体では6割強が「いまだに完全禁煙を果たせている」と回答している。

↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか
↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか

一か月で完全脱落者が2割、やや脱落者っぽいが一応禁煙状態にある人が2割近く。一か月で4割近くも脱落してしまうあたり、たばこ好きな人にとってのたばこの魅力が改めて確認できる。

この「禁煙継続」「やや挫折っぽいところもあるが一応禁煙状態」「禁煙あきらめ」の3区分を多様な属性別に見分けたのが次のグラフ。禁煙前の喫煙数40本以上は回答者数が少数なので参考値でしかないが、それでも全体の状況をつかむことができる。

↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか(属性別)
↑ 11月1日時点で禁煙が続いているか(属性別)

主な特徴を挙げると次の通りとなる。

・男性は禁煙断念派が女性より多い
・禁煙断念派は歳を経るごとに多くなる。ただし20代は「何度か吸っちゃった」という人が非常に多い
・禁煙前に吸っていたたばこ数が多いほど完全禁煙が続いている人は多い。ただし同時に禁煙断念派も増加している
・周囲環境に喫煙者がいると、禁煙継続率は低くなる。

少々驚かされるのは、たばこを吸っていた本数が多い人の方が、完全禁煙成功率が高い事。それだけ今回の値上げが懐にこらえているのかもしれない。また世間一般によく言われている「身近な人が喫煙者だと、禁煙は失敗しやすい」という説が正しい事を再認識させてくれる。



性別や年齢は自らの手でくつがえしようがない。事前に吸っていた本数は禁煙をはじめてから調整ができるはずもない。今調査項目内で周囲の人が禁煙に協力できること、変え得る要素としては、対象者に合わせて周囲の人一人ひとりも禁煙をすること。少なくとも「周囲がたばこを吸っていたのでつられて」という言い訳は通らなくなる。そして協力する家族もまた健康になるのなら、これほど素晴らしいことは無い。


■関連記事:
【禁煙治療開始後から1年、禁煙を続けられた人は32.6%】

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