「今回の値上げで初めて禁煙」3割を超える

2010/11/11 12:00

禁煙マクロミルは2010年11月8日、今年10月のたばこ値上げをきっかけにした禁煙に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、値上げをきっかけに「初めて」禁煙をした人は3割強に達していることが分かった。禁煙をした理由についても「値上げ幅が大きい」と回答する人が9割を超えており、今回の値上げが禁煙の動機として大きな要因となったことが分かる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年11月1日から11月2日にかけてインターネット経由で、今年10月のたばこ値上げをきっかけに禁煙を始めた人を対象に行われたもので、有効回答数は500人。男女比は342対158。年齢階層比は20代64人・30代166人・40代159人・50歳以上111人。「禁煙を始めた人」が対象であり、調査時点でその禁煙を挫折した人も含まれていることに注意。

別調査機関の結果では【値上げの影響で禁煙した喫煙者15.8%】にもあるように、値上げがきっかけで禁煙をはじめた人は2割近くに達している。今調査母体はその属性に類する人たちと見てよい(同一人物では無い)。気になるのは、今回の禁煙が初めてなのか、それともこれまでに何度も「禁煙」「断念」を繰り返し、今回の値上げをきっかけに再度禁煙に挑戦しているのか。調査結果では、3割の人が「はじめて禁煙」と回答している。

↑ 今回の禁煙は何回目か(10月のタバコ値上げをきっかけに禁煙を始めた人)
↑ 今回の禁煙は何回目か(10月のタバコ値上げをきっかけに禁煙を始めた人)

「分からない」の回答項目は少なくとも「初めて」ではないから、逆算すれば7割近くの人は「以前にも禁煙していたけど挫折して、今回のタイミングで再び禁煙した」ということになる。

それでは10月からたばこを止めようとした理由は……当然「値上げ幅が大きい」のがトップについているのだが、その割合が非常に大きく9割を超えている。

↑ 10月からたばこをやめようと思った理由(複数回答)
↑ 10月からたばこをやめようと思った理由(複数回答)

複数回答形式であることを考慮すると、「元々健康や周囲で吸う人が少なくなったので禁煙しようと思っていたが、値上げ幅が大きいのでこれを良い機会に禁煙することにした」というパターンが多いのだろうと思われる。また、周囲環境の変化(周りから禁煙を勧められる、喫煙者の肩身が狭くなる)も複合的要因として少なからぬ回答率が確認できる。

これを男女別にみると、ほとんどの項目で男女の差異は無く、禁煙の事由に男女の違いはないことが分かる。

↑ 10月からたばこをやめようと思った理由(複数回答)(男女別)
↑ 10月からたばこをやめようと思った理由(複数回答)(男女別)

唯一違いが見えるのが「美容のため」。男性は喫煙と美容の関係、というより美容そのものにあまり関心を抱いていないようだが、女性は大いに気にする傾向があるようだ。



禁煙においてはいくつかの周期的な「吸いたい衝動」の波がやってくるようで、同調査では「禁煙しはじめてから3日後に断念した」人が一番多いという結果が出ている。また時間的な問題以外に、「隣の人が吸っていたので」「イライラしていたから」「酔っていて気が付いたら」など、色々な場面で誘惑にかられてしまう可能性がある。そして一度口にしてしまうと、「もう一度くらい」「一度も二度も変わらない」と妥協してしまうのがオチ。

自分の意志を強く持つのはもちろんだが、周囲の人も極力協力し、あるいは禁煙者同士で協力しあい、必要ならば専門家の手も借りる。あらゆる手を尽くし、禁煙を継続できるようにしたいものだ。

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