主要テレビ局の2010年第2四半期の視聴率をグラフ化してみる

2010/11/11 12:05

先に【主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる】【主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる(補足編)】で主要テレビ局の視聴率動向をグラフ化した際に、「直近データとなる2010年第2四半期(2010年4月-9月)は重要だ」という話をした。先日【TBSホールディングスの決算説明会資料】に第2四半期の資料が掲載されたが、肝心の視聴率の記述が無く、あえなく同社の資料で分析することは断念(非掲載事由は不明)。そこで類似の資料を提示している【フジ・メディア・ホールディングスの決算説明資料】の公開を待っていたところ、11月8日に関連データを得ることができた。そこで今回は、色々と変則的なことをしながら視聴率の推移をグラフ化してみることにする。

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まずは直近資料に掲載されていたデータをそのままグラフ化。

↑ 2010年度上期世帯視聴率(2010年3月29日-10月3日)
↑ 2010年度上期世帯視聴率(2010年3月29日-10月3日)

注意しなければならないのは、これが第2四半期のものではなく、上半期のデータであること。つまり第1・第2四半期のものを合わせた値である。先の第1四半期のものと見比べてみれば、それなりに動きは分かるのだが、もっと分かりやすくするために色々と工夫をしてみる。

まずは先の記事のデータから、第1四半期のもののみを抽出し、今回のグラフの形に成形しなおす。

↑ 2010年度第1四半期世帯視聴率(2010年3月29日-6月27日)
↑ 2010年度第1四半期世帯視聴率(2010年3月29日-6月27日)

これで「1Q+2Qの平均値(=上半期)」「1Q」の値が出たことになる。そこで逆算すれば、概算値ではあるが「2Q」の値も算出できる。それを計算した結果が次のグラフ。

↑ 2010年度第2四半期世帯視聴率(2010年6月28日-10月3日、概算推定)
↑ 2010年度第2四半期世帯視聴率(2010年6月28日-10月3日、概算推定)

そしてこれを元に、第1四半期から第2四半期への変移を算出した結果が次のグラフ。

↑ 2010年度第1四半期から第2四半期に及ぶ視聴率変移(概算)
↑ 2010年度第1四半期から第2四半期に及ぶ視聴率変移(概算)

もちろん該当時期は季節が異なるため、季節変移(番組改編時の視聴率の上下)、さらには今回はワールドカップサッカーも該当するため、一概に「マイナスはマズい、プラスはオッケー」と断じることはできない。しかし少なくとも、日本テレビの復調ぶり、そしてTBSやテレビ朝日の軟調ぶりは確認できる。テレビ東京は……下げ切ったというところだろうか。

視聴率はテレビ局の主要商品であるCM枠の販売単価に直結するものだけに、注意を払って推移を見守らねばならない。テレビ局内部などの一部だけで情報を隠していたのでは、蚊帳の外に置かれてしまった関係者(例えば一般株主)は判断に迷うことになる。各局には適切な量の情報開示を望みたいものだ。

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