働きがい、一番低いの30代?

2010/11/11 07:02

やりがいNTTデータ経営研究所は2010年11月8日、働きがいに関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体において、年代別に「働きがいのあるなし」を聞いたところ、30代がもっとも働きがいを失っている傾向にあることが分かった。強く感じている割合は30代が一番低く9.4%でしかない。また年収別で見ると、年収が高い方が働きがいを感じている人が多いという、ある意味至極当然の結果が出ている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年9月8日から10日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1013人。男女比は76.1対23.9。年齢階層比は20代7.6%・30代35.8%・40代37.0%・50歳以上19.5%。

今調査では多方面から「働きがい」について調査を行っている。今回はそのうち、「年代別」「年収別」に区分した上での、現状の仕事に対する働きがいのある無しについてグラフ化を行う。まずは「年代別」。

↑ 年代別働きがい現状
↑ 年代別働きがい現状

当然のことながら若年層の方が働きがいを……というわけでは無く、今調査結果では20代よりも30代の方が働きがいを覚えていないという結果が出ている。「感じている」派はほぼ同数だが、「(強く)感じている」人の比率が6.2ポイントも違うのが目に留まる。20代のうちは新社会人としての意気込みが継続しており、働きがいにもポジティブな影響を与えているのだろうか。

そして40代以降になると明らかに「働きがい」を感じる人は増加していく。少なくとも現時点の職場環境においては、高齢者ほど自分の仕事に対する働きがいを強く感じているようだ。

一方、年収別で見ると、当然ながら高年収の方が働きがいを強く感じている。

↑ 年収別働きがい現状
↑ 年収別働きがい現状

年収(報酬)は労働に対する対価の一つでしかない。しかしお金があらゆる物やサービスへ変わり得る「価値の集約」であることを考えると、それが多いほど働きぶり、そして自分自身を認めてもらう証ととらえることもできるため、年収が高い方が「認められてる」「社会の、皆の役に立ってる」と思える部分もあるため、働きがいが増していく。

もちろん単純明快に「これだけたくさん稼げている」という実感が働きがいを底上げしてる場合もある。ロールプレイングゲームに例えるのなら、通帳に記入された月給の額が、そのまま毎月会社から補充されるエネルギー、回復されるヒットポイントのようなものだ(逆に考えて「あれだけ働いて、これしか無いの?」という額だと、気分も凹み、働きがいも失われる……とした方が分かりやすいかもしれない)。



リリースでは他にも役職別、業種別で働きがいを尋ねている。業種別は各業種の事情が複雑に反映されており、一概に傾向をまとめることは難しいが、役職では収入同様「上にいくほどやる気、働きがいが大きい」傾向が確認できる。逆にいえば、「年収が少なく、年代も若い(特に30代)、役職も下の働き人は働きがいを失っている可能性が高い」ということになる。企業側としてはこの条件に当てはまる従業員に対し、特に気を配り、さまざまな面でサポートを施するよう心がけるべきだろう。

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