ペットを飼えないその理由、「別れがつらい」「禁止」以上に多いのは……

2010/11/04 12:05

ペット内閣府は2010年11月1日、動物愛護に関する世論調査の結果を発表した。それによると現在ペットを飼っていない人において、飼わない最大の理由は「十分に世話ができないから」だった。次いで「死ぬと別れがつらいから」「禁止されているから」「近所に迷惑となる可能性があるから」などが続いている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年9月2日から12日にかけて層化2段無作為抽出法によって選ばれた20歳以上の男女3000人を対象に、調査員による個別面接聴取法で行われたもので、有効回答数は1939人。男女比は877対1062。

今調査でペットを飼っていないと回答した人は65.7%。その人たちにペットを飼わない理由について複数回答で聞いた結果が次のグラフ。「十分に世話が出来ない」が最も多く、46.2%に達していた。

↑ ペットを飼わない理由(飼っていないと回答した人に)(複数回答)
↑ ペットを飼わない理由(飼っていないと回答した人に)(複数回答)

無機質な無生物、置物的な疑似生物をペットとして見なすのなら、特に世話は要らない。しかし相手が生き物であり、完全に放置で済むものでない以上、世話は必要になる(完全放置で済むものは、そもそも「飼う」とは言わない)。個々の事情、例えば一人暮らしだったり仕事で忙しかったりなど多種多様な理由で、十分に世話が出来ないことを認識した上で飼育をあきらめているのなら、それはそれで仕方が無いし、むしろ悲劇を引き起こさずに済む。

ペットでいやしイメージ第二位の「死ぬと別れが辛い」はペットを飼育しているものなら、誰もが遭遇しうるリスク。むしろ子供が育てている場合には、この「リスク」に出会うことになっても、それを経験させることで学びの機会とさせることもできる。なおこの理由、【ペット飼う理由は「いやし」「好きだから」飼わない理由は「死別」と「環境」】ではトップについている。

第三位の「住宅事情」は最近では緩和の傾向にあるが、多数の人が一つの建物に住まう集合住宅では仕方のない話。なおグラフ作成は省略するが、やはり中小都市より大都市、しかも政令指定都市より東京都区内の方が、この理由を挙げる人が多い。都区内に限れば「死別」を超えて「十分に世話が出来ない」と並び、トップの理由についている。



ペットを飼う人の多くは、「いやし」「家族的な触れあい」を求めている。とはいえ、彼ら・彼女らは決しておもちゃのような存在では無い。一度飼育することを決めたら、最後まで責任を持って付き合ってほしいものであるし、それが出来ない、あるいはその自覚があるのなら、飼うのは我慢してほしいものだ。

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