犬は5人に1人、猫は…? ペットの飼育状況をグラフ化してみる

2010/11/03 06:50

ペットを飼う内閣府は2010年11月1日、動物愛護に関する世論調査の結果を発表した。それによると現在ペットを飼っている人において、もっとも多く飼われているのは「犬」だった。58.6%の人が「犬を飼っている」と答えている。次いで飼育率は「猫」「魚類」「鳥類」の順となっている。経年の変化を見ると、「鳥類」の飼育率は漸次減少し、「猫」はこの30年ほどの間に少しずつ増加する傾向を見せているのが確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年9月2日から12日にかけて層化2段無作為抽出法によって選ばれた20歳以上の男女3000人を対象に、調査員による個別面接聴取法で行われたもので、有効回答数は1939人。男女比は877対1062。

今調査でペットを飼っていると回答した人は34.3%。約三人に一人がペットを飼っていた。その人にどのようなペットを飼っているのかを複数回答可で答えてもらった結果が次のグラフ。「犬」がもっとも多く6割近く、次いで「猫」が3割、金魚などの「魚類」が2割近くとなっている。

↑ 飼育しているペットの種類(飼育者限定、複数回答)
↑ 飼育しているペットの種類(飼育者限定、複数回答)

「犬」は室内犬として飼われる以外に番犬として飼われる状況も考えられるため、飼育している人が多いのだろう。【育児系もエリア情報誌も小学生向け雑誌も…その他色々な雑誌部数の変化をグラフ化してみる(2010年4-6月データ)】にもあるように、専門誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」双方においては、伸び率は「ねこのきもち」の方が上だが、発行部数そのものは「いぬのきもち」の方が上。今回のデータで、ニーズのボリュームを改めて実感させられる。

リリースでは1979年以降、不定期ながらも継続して行われた今件調査の経年データが掲載されている。そこでそれを元に折れ線グラフ化したのが次の図。「ペット飼育者のうち」どれほどの人が上位4種のペットを飼っているのか、そしてペットそのものの大まかな人気の変移もおぼろげながら見えてくる。

↑ 主要な飼育ペットの種類(ペットを飼っている人に対する割合、複数回答)
↑ 主要な飼育ペットの種類(ペットを飼っている人に対する割合、複数回答)

「犬」が一番人気であることに違いはないが、1970-1980年代前半においては「鳥類」が次点の立ち位置にあったことが分かる。そして1980年代後半から「猫」が逆転。以降、「猫」の増加と「鳥類」の減少が継続している形。確かに指摘されてみれば昔と比べ、インコなどを飼っている人は減ったように思われる。また「魚類」はほぼ横ばいだったものの、直近になって急激な上昇を見せている。熱帯魚ブームが影響しているのかもしれない。

各調査年における「ペットを飼っている人の割合」は大きな違いはないので、「全体に占める主要ペット種の飼育者比率」グラフの形状は、「ペットを飼っている人に占める比率」グラフと形的にはほぼ同じ。それでも「全体のうち、どれほどの人がこのペットを飼育しているのか」を分かりやすくするため、各年ごとに計算をして算出した結果が次のグラフ。直近では全体の5人に1人が「犬」を飼っていることになる。案外多い。

↑ 主要な飼育ペットの種類(各年調査母体全体比、複数回答)
↑ 主要な飼育ペットの種類(各年調査母体全体比、複数回答)

1979年には8人に1人が飼っていた鳥類も、今や50人に1人まで減少。また、「猫」と「犬」の比率はほぼ1対2の割合となっている。



【ペット飼う理由は「いやし」「好きだから」飼わない理由は「死別」と「環境」】にもあるように、ペットを飼う人の多くは、「いやし」「家族的な触れあい」を求めている。とはいえ、彼ら・彼女らは決しておもちゃのような存在では無い。一度飼育することを決めたら、最後まで責任を持って付き合ってほしいものだ。

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