2010年9月度コンビニ売上高は12.9%のプラス・たばこ駆け込み需要で売上と客単価が大炸裂

2010/10/21 06:57

日本フランチャイズチェーン協会は2010年10月20日、2010年9月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると9月は8月に続き猛暑を受けて夏物アイテムがよく売れ、さらにたばこ増税に伴う駆け込み需要の影響を大きくポジティブに受けて、既存店ベースの売上高は前年同月比+12.9%と3か月連続のプラスを記録した(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事のまとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明済み。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は3か月連続のプラス、全店は4か月連続のプラス
・全店ベース……+15.0%
・既存店ベース…+12.9%

●店舗数(前年同月比)
・+1.9%

●来店客数:既存店は4か月連続のプラス、全店は5か月連続のプラス。
・全店ベース……+3.8%
・既存店ベース…+2.1%

●平均客単価:既存店は22か月ぶりのプラス、全店も22か月ぶりのプラス
・全店ベース……+10.8%(625.8円)
・既存店ベース…+10.6%(620.0円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+1.0%
・加工食品……+1.3%
・非食品………+43.9%←たばこ駆け込み需要噴火
・サービス……+4.5%
・合計…………+15.0%

※既存店……1年以上営業中の店舗

9月は8月に続き上旬に猛暑日が続き、アイスクリーム、飲料など夏物商材が堅調。お客数そのものと共に売上にも貢献した。しかしそれ以上に、冒頭でも触れたように10月からのたばこ税増税に伴う値上げに関連し、その値上げ前の駆け込み需要による特需的な動きがあり、「非食品」部門の売上が跳ね上がり、これが各項目の数字を異様なまでにかさ上げすることなった。売上・客単価には特にその傾向が大きく、イレギュラー的な結果と言及せざるを得ない。

単月「たばこ特需」勃発。
売上と客単価が
跳ね上がる。
9月のたばこ需要は異様なまでの大きさで、これが今回月の数字において、従来の問題・課題を覆い隠す結果となってしまっている。むしろ来月以降、たばこの消費減退に伴う影響がどのような形で現れるのか、あるいは表れないのかが気になってしまう。

【一人暮らしの食生活、どこを頼りにしてきたか…過去15年間の食料の買い入れ先の移り変わりをグラフ化してみる】で触れているが、特に一人暮らしの若年層において、コンビニ離れが顕著なものとなっている。客層の変化に対し、コンビニ側がどのような対応を見せるべきなのか。今回のたばこ特需、そしてその後に訪れるであろう中期的なたばこ需要の減退は、それを考えさせる良い機会となるに違いない。

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