ますますネットが好きになる? 米若年層のメディアとのお付き合い度の変化をグラフ化してみる

2010/10/21 06:58

パソコンを使うアメリカの子供先の2010年10月19日に公開した記事【10年間で新聞は1/3以下、ラジオは45%減…アメリカの子供達の朝のライフスタイルの変化をかいま見る】でも触れたが、米国内の調査機関Edison Researchは同年9月29日なアメリカの子供(-若年層)のメディアと関連した習慣の、10年間における変化を調べた【Radio's Future 2:The 2010 American Youth(PDF)】を公開した。一部の設問では10年前の同世代のアメリカの子供と比較した、現在のアメリカの子供達のデジタル社会との関連性を垣間見ることが出来るデータが盛り込まれている。今回はその中から「1年前と現在の、各種メディアとのお付き合い度の変化」について、グラフ化してみることにした。

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直近の調査は2010年9月8日-13日にインターネット経由で行われた。12歳-24歳のアメリカ国内に居住する男女を対象としている。男女比・年齢階層比は同年齢層におけるアメリカ全体の比率と同じように区分されており、有効回答数は875人。また統計データ内で参考用として22-34歳のデータがある場合は、888人を対象とした調査結果である。

調査母体に各種メディアの利用時間について、1年前と比べて減った・増えたを聞いたところ、「インターネット利用」「コンサートへ行く」以外の項目は、「同じ」とする回答が一番多かった。1年程度の時間の流れでは、利用性向に大きな変化は生じないということか。

↑ 一年前と比べて利用時間は増えた? 減った
↑ 一年前と比べて利用時間は増えた? 減った

今件は同一人物に「今と1年前との利用時間の違い」を聞いているので、「メディアそのものの社会への浸透度の変化」と共に、「個人個人の成長過程において、メディアとの接し方がどのように変化してくか」をも意味するデータともいえる。その観点で見ると、経年と共に「新聞購読」「雑誌購読」「映画を観に行く」「テレビ視聴」などの旧来メディア項目で「減った」が「増えた」を上回っているのは、関係者からすれば怖い数字といえる。

コンサートましてや「コンサートへ行く」は「分からない・無回答」が最多回答数を占めており、そもそも論として「コンサートなど行っていない」とする意志が見え隠れする結果となっている(そしてその通り、別項目で聞いた限りでは「この一年間に一度もコンサートに行ったことが無い」人は64%に達している)。

意外なのは「インターネット利用」「電話でお話」以外に「ラジオ視聴」が「増えた>>減った」の傾向を見せていること。以前にも【モバイルに焦点を当てたFacebookの各種データをグラフ化してみる】で触れているが、「Pandora」(楽曲の特徴をインデックス化して聴き手の好みに応じて曲を流す「自分だけのラジオ放送局」もどきを提供してくれるサービス)が広く普及を見せており、これ自身を指しての回答の可能性がある。

いずれにせよ、一人ひとりの成長過程の中で、そして時代全体の流れの中で、アメリカの若年層がフィジカルからデジタルに興味関心が傾きつつある状況に変わりはあるまい。

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