「次の一台」軽自動車購入希望者は約半数…本体価格と維持費用、どちらが重要?

2010/10/10 12:00

軽自動車マイボイスコムは2010年9月27日、軽自動車に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今後軽自動車を購入する意欲がある人は47.5%に達していることが分かった。購入を望む理由としては「維持費」がトップ、そして「(本体)価格」が続くなど、安さ周りが上位についており、運動性能項目は「小回りが効く」が第三位でようやく確認がとれる。その他にもコスト関連項目が上位を占めており、軽自動車所有のメリットは「安さ」という認識が改めて確認できる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年9月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3805人。男女比は45対55、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代30%・50歳以上24%。

【年代別の自動車保有数とその変化をグラフ化してみる】にもあるように総務省統計局のデータを見ても、とりわけ若年層における普通自動車離れ・軽自動車への傾注傾向が確認できる。軽自動車そのものの性能向上化、ランニング・初期投資コストの安さなどが選ばれる理由と一般には言われている。

今調査母体で今後軽自動車を購入したいか否かについて聞いたところ、購入を望む人は47.5%、そうでない人は51.8%となり、多少ながらも軽自動車否定派の方が多い結果となった。逆にいえば、軽自動車購入肯定派は否定派に匹敵するほどの数に達していることになる。

↑ 今後自動車を購入するなら軽自動車か
↑ 今後自動車を購入するなら軽自動車か

それではなぜ軽自動車を望むのか。購入希望者に複数回答形式でその理由を聞いた結果が次のグラフだが、トップの「維持費が安い」をはじめ、予想の通り「コスト周り」の項目が上位を占めている。

↑ 軽自動車購入希望理由(購入希望者限定、複数回答)
↑ 軽自動車購入希望理由(購入希望者限定、複数回答)

「維持費」つまりランニングコストと、「(本体)価格」つまり初期投資とでは前者の方が重要視されている。最終的にどちらがお得かは利用スタイル・利用可能な年数で変わってくるわけだが、あまり深く考えない場合にはランニングコストの方が注目されることなる。さらに今件では別項目扱いだが、「燃費」「自動車税」も広い意味ではランニングコストに含まれると考えて良いため、広義での「維持費」は相当重きを置かれていると見てよい。

他方運動性能的な面でのメリットとしては「小回りが効く」がもっとも多く54.6%、次いで「運転がしやすい」「日常の足として近場の移動に使いたい」が続く。デザインや居住性、特定の車種などの項目は10%内外でしかなく、上位陣項目と比べれば誤差の範囲と見ても構わない。

まとめると、軽自動車の購入動機としては

・コストが安い(初期投資よりも総合的なランニングコストの方が重要)
・ちょっとした移動に素早く使える「足代わり」としての存在感

の2点が重要であり、車種やデザイン、メーカー、居住性などは二の次でしかない。趣味趣向に走るより、実用性を第一に考えたチョイスがなされていることが分かる。なお同調査別項目でも、軽自動車をすでに利用している人は「買物などの日常の用事」「通勤・通学」による利用がもっとも多く、言葉通り「日常生活上の足」として利用しているのが確認できる。

価格は100万円位?
それでは初期投資額、つまり本体価格はどのくらいの額を希望しているのか。最多回答層は「90-110万円」の層で、大体100万円位を望む人が多いことが確認できる。

↑ 軽自動車購入希望価格帯(購入希望者限定)
↑ 軽自動車購入希望価格帯(購入希望者限定)

ボリュームゾーンは100万円前後だが、それ以上の額は少なめで、それ以下の額の回答者が多いことも見て取れる。あまり安すぎると色々と問題・不安が生じる(何らかの曰くつきでは無いのか、など)こともあるが、それでも130万円以上を希望する人が5.8%しかいないことを考えると、改めて「安さを求めている」ことが理解できる。



軽自動車軽自動車の動向については、【トヨタ軽自動車市場参入、子会社のダイハツ工業から供給】にもあるように大手普通乗用車メーカーが本腰を入れるようになるなど動きがますます活発化している。一方で【無茶言うな「環境自動車税、軽自動車は4倍強の増税に」】でも取り上げたように、足枷をはめるかのような動きも見受けられる。「自動車税が安い」をメリットとして挙げている人は45.5%にも達しており、非常に気になる動きではある。

軽自動車の購入希望項目を眺めていると、将来的には電気自動車が代替となりうるかもしれないという思いもある。しかし現状では技術開発がそこまで進んでおらず、超えねばならないハードルも多い。生産・運用コストの逓減も含めた技術の進歩を加速化させ、普及を促進させて欲しいものだ。

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