Facebookの地域別利用会員数などをグラフ化してみる(2013年)(最新)

2013/11/25 07:30

世界最大規模の登録会員数を誇り、会員数を人口に置きかえれば世界三番目の巨大大陸とも表現できる、ソーシャルメディアの最高峰Facebook。そのFacebookの利用状況について、インターネット関連の各種情報を集約した【InternetWorldStats.com】の公開データ【FACEBOOK USERS IN THE WORLD】を基に、複数の切り口から浸透状況を確認することにした。

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利用者数は8億3500万人


Facebook関連のデータは同社が株式公開を果たした後、世間一般の関心が薄れたようで、頻度の高いデータ更新はあまり見かけられなくなった。今件InternetWorldStats.comでも、直近のデータは2012年のものとなっている(項目により取得月も異なる)。全体数としては2012年3月末時点で8億3552万5280人となっている。現在ではもう少し増えているだろう。

地域別利用者数を見ると、意外にもヨーロッパ地域が一番多い。そしてアジアが続き、アメリカ合衆国が含まれる北アメリカは第3番目に留まっている。

↑ 地域別Facebook利用数(2012年9月)(万人)
↑ 地域別Facebook利用数(2012年9月)(万人)

欧米とアジアだけで6億人を超える人が利用していることになる。欧米に限っても4億人を超える。大所帯どころの話では無い。

これを別の切り口で確認すると、興味深い動向が見て取れる。まずは「全人口比」。インターネットにアクセス可能な人も不可能な人も、全部まとめて人口をカウントし、その中でどれくらいの人がFacebookを利用しているかの割合である。

↑ 地域別Facebook利用率(対全人口比)(2012年9月)
↑ 地域別Facebook利用率(対全人口比)(2012年9月)

先の「絶対人数」グラフと比べると、順番が大きく異なるのが分かる。これは各地域の人口の違いによるもの。北アメリカ地域では人口の5割強がFacebookを利用していることになる。インターネットへのアクセスの是非を考慮せず「100人の村があったら」、そのうち53人はFacebook利用者ということだ。利用者数の多いアジア地域はわずかに6.5%。意外にも(?)太平洋・オーストラリア地域や南アメリカ地域が多いが、これは多分に携帯電話によるところが大きい。

続いて、各地域の「インターネット利用者に占める」Facebook利用者の割合。直上の「総人口比」との差が大きいほど、その地域でのインターネット普及率は低い計算になる。また、当然ながら「総人口比」よりは高い値を占める(総人口を超えたインターネット人口という状況はあり得ない)。

↑ 地域別Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2012年9月)
↑ 地域別Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2012年9月)

全世界では34.7%。概算で「ネットアクセスが可能な人の3人に1人はFacebookを利用している」ことになる。「中央アメリカ・メキシコ」が一番で8割近く、次いで北アメリカ、南アメリカと続く。

アジア地域を少し詳しくのぞいてみる


日本のFacebook利用者・普及率は、他の先進諸国と比べて少ないことで知られている。今件サイトの最新情報(2012年12月末時点)によると、利用者は1719万6080人。人口比は13.5%。数年前まで1%にも満たなかったことを考えれば、随分と浸透しつつあるものの、他国と比べるとまだまだ少ない。

そこでアジア主要国+αの国単位でデータをまとめ、いくつか関連値を算出してみる。

↑ アジア諸国Facebook利用率(対人口比)(2012年12月)
↑ アジア諸国Facebook利用率(対人口比)(2012年12月)

↑ アジア諸国Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2012年12月)
↑ アジア諸国Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2012年12月)

台湾、香港やインドネシア、マレーシアでの数字の高さが目立つ。特に対人口比における台湾・香港・シンガポール、対インターネット利用者比のインドネシアやマレーシアは注目に値する。とりわけインドネシアはインターネット利用者の9割以上がFacebook利用者であり、北アメリカやヨーロッパをはるかに凌駕する状況なのが確認できる。これは【モバイル大展開…ニールセンのレポートからインドネシアのネット事情をかいま見る】などで解説しているように、モバイル端末を用いた利用者によるところが大きい。

一方で人口の多いインド・中国・日本では押し並べて低い状況。中国ではご存知の通りFacebookそのものがブロックされており、事実上「ほとんど」利用不可能な状態。また、主要利用言語が英語以外であることも、Facebook普及の足かせとなっている(もっとも中国ではFacebookをはじめとする主要ソーシャルメディアの代わりに、国内独自の類似サービスが展開されており、そちらに利用者が集まっているという事情もある。例えばFacebookの場合は「人人(Renren)」がそれに該当する)。



インドネシアの部分で少し触れたが、昨今ではスマートフォンに代表されるモバイル環境経由でFacebookを利用する人が急増している。デスクトップパソコンと比べて利用ハードルが低く、(単に人数的な以外に地域的な意味でも)多くの人が利用できるモバイルによるFacebook利用者が増加し、浸透度はさらに加速化している。

我々日本人としては、ようやく1割に届き、2割に迫る日本のFacebook普及率が、今後どこまで伸びていくのか。あるいはこのレベルで留まってしまうのか。かつてのような熱狂ぶりはすでに見られない感は強いこともあり、今後の動向が気になるところではある。


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