Facebookの地域別利用会員数などをグラフ化してみる(最新)

2017/09/07 05:03

2017-0906世界最大規模の登録会員数を誇り、会員数を人口に置きかえれば世界最大の巨大大陸とも表現できる、ソーシャルメディアの最高峰Facebook。そのFacebookの利用状況について、インターネット関連の各種情報を集約した【InternetWorldStats.com】の公開データ【FACEBOOK USERS IN THE WORLD】を基に、複数の切り口から浸透状況を確認することにした。

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利用者数は19.8億人


Facebook関連のデータは同社が株式公開を果たした後、世間一般の関心が薄れたようで、頻度の高いデータ更新はあまり見かけられなくなった。今件InternetWorldStats.comでは、直近のデータは2017年6月末のもの。全体数としては2017年6月末時点で19億7824万3530人となっている。ただし他のソーシャルメディアやさらにはウェブサービス全般にいえることだが、企業が複数アカウントを取得して運用している場合や、個人が重複利用をしていることも多々あるので、実利用者数はこれよりも少なくなると見て良い。

地域別利用者数を見ると、一番多いのはアジア地域、次いでラテンアメリカ・カリブ諸国。そしてヨーロッパ、アメリカ合衆国が含まれる北米が続く。

↑ 地域別Facebook利用数(2017年6月)(万人)
↑ 地域別Facebook利用数(2017年6月)(万人)

アジアとラテンアメリカ・カリブ諸国だけで10億人を超える人が利用していることになる。欧米に限っても6億人を超える。大所帯どころの話では無い。

これを別の切り口で確認すると、興味深い動向が見て取れる。まずは「全人口比」。インターネットにアクセス可能な人も不可能な人も、全部まとめて人口をカウントし、その中でどれくらいの人がFacebookを利用しているかの割合である。

↑ 地域別Facebook利用率(対全人口比)(2017年6月)
↑ 地域別Facebook利用率(対全人口比)(2017年6月)

先の「絶対人数」グラフと比べると、順番が大きく異なるのが分かる。これは各地域の人口の違いによるもの。北アメリカ地域では人口の7割強がFacebookを利用していることになる。インターネットへのアクセスの是非を考慮せず「100人の村があったら」、そのうち72人はFacebook利用者となる。利用者数の多いアジア地域はわずかに13.8%。意外にも(?)オセアニア・オーストラリア地域やラテンアメリカ・カリブ諸国地域が多いが、これは多分に携帯電話によるところが大きい。

続いて、各地域の「インターネット利用者に占める」Facebook利用者の割合。直上の「総人口比」との差が大きいほど、その地域でのインターネット普及率は低い計算になる。また、当然ながら「総人口比」よりは高い値を占める(総人口を超えたインターネット人口との状況はあり得ない)。

↑ 地域別Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2017年6月末)
↑ 地域別Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2017年6月末)

全世界では51.6%。概算で「ネットアクセスが可能な人の半分強はFacebookを利用している」ことになる。「ラテンアメリカ・カリブ諸国」が一番で9割5部、次いで北米、オセアニア・オーストラリアと続く。

アジア地域を少し詳しくのぞいてみる


日本のFacebook利用者・普及率は、他の先進諸国と比べて少ないことで知られている。今件サイトの最新情報(2017年6月末時点)によると、利用者は2600万人。人口比は20.6%。数年前まで1%にも満たなかったことを考えれば、随分と浸透しつつあるものの、他国と比べるとまだまだ少ない。

そこでアジア主要国+αの国単位でデータをまとめ、いくつか関連値を算出してみる。

↑ アジア諸国Facebook利用率(対人口比)(2017年6月)
↑ アジア諸国Facebook利用率(対人口比)(2017年6月)

↑ アジア諸国Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2017年6月)
↑ アジア諸国Facebook利用率(対インターネット利用者比)(2017年6月)

台湾、香港やインドネシア、マレーシアでの数字の高さが目立つ。特に対人口比における台湾や香港やシンガポール、対インターネット利用者比のフィリピンやマレーシアは注目に値する。これらの国は多分にモバイル端末での利用で値を底上げしている。

一方で人口の多いインド・中国・日本では押し並べて低い状況。中国ではご存知の通りFacebookそのものがブロックされており、事実上「ほとんど」利用不可能な状態。また、主要利用言語が英語以外であることも、Facebook普及の足かせとなっている(もっとも中国ではFacebookをはじめとする主要ソーシャルメディアの代わりに、国内独自の類似サービスが展開されており、そちらに利用者が集まっているという事情もある。例えばFacebookの場合は「人人(Renren)」がそれに該当する)。



昨今ではスマートフォンに代表されるモバイル環境経由でFacebookを利用する人が急増している。デスクトップパソコンと比べて利用ハードルが低く、(単に人数的な以外に地域的な意味でも)多くの人が利用できるモバイルによるFacebook利用者が増加し、浸透度はさらに加速化している。

我々日本人としては、ようやく2割に届いた日本のFacebook普及率が、今後どこまで伸びていくのか。あるいはこのレベルで留まってしまうのか。かつてのような熱狂ぶりはすでに見られない感は強いこともあり、今後の動向が気になるところではある。


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