一人暮らしのお料理事情・夕食自分で作ってる? 週一以上は四人に三人

2010/10/03 07:47

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料理クロス・マーケティングは2010年9月22日、就業者の一人暮らしにおける家事の実態に関する調査結果の一部を発表した。それによると調査母体においては、約3/4が週に一度以上は夕食を自分で料理していることが分かった。逆にいえば約1/4は週に一度も夕食を自分で創らずに済ませていることになる。男女別では女性の方が料理をする割合は大きく、週一以上の区切りなら9割近くに達している(【発表リリース】)。


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今調査は2010年8月26日から30日にかけて首都圏・関西圏に住む、一人暮らしで就業している男女18-39歳に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は800人。男女比・年齢階層比は非公開。

料理会社勤めをしている一人暮らしの人にとって、夕食は悩みの種の一つ。仕事を終えて疲れて帰宅しても、誰かが夕食を作って待ってくれているわけではなく、疲れた体を奮い立たせて夕食の準備をしなければならない。あらかじめ前日など朝までに夕食を準備しておけば問題は無いが、そこまで甲斐性があれば大抵の場合、帰宅後の調理もさほど苦ではないはず。コンビニやスーパー、各種ファストフード店やお弁当屋に立ち寄ってお弁当や総菜を調達したり、お食事処で済ませてしまう人も少なくない。

そこで調査母体に「夕食の料理をする頻度」について聞いたのが次のグラフ。資料上に言及は無いが「夕食の料理」とわざわざ定義していること、同列に「洗濯」「掃除」が並べられていることから、単にお湯を注いだり電子レンジで温めるだけの行為は「調理品の調達」の延長に過ぎず、「夕食の料理」とは見なさないと考えてよいだろう。

↑ 一人暮らしの夕食の料理の頻度
↑ 一人暮らしの夕食の料理の頻度

仮に週休二日制の就業体制だった場合、「仕事で忙しいので仕事のある日は夕食は作らない。休みの日なら作る」というパターンなら「週に二回」となる。その領域に収まる人がもっとも多く、ぴったり1/4の25.0%。頑張って毎日作っている人も13.4%おり、この人たちも含めて「最低でも週一度以上は自分で夕食を作っているよ」という人は75.3%に達している。

一方、月に1-3回が9.3%、それ以下の人は9.1%。仕事が多忙なのか料理が苦手・面倒なのかは不明だが、あまり料理をしない人も2割近くいる。さらに「やらない」、つまり夕食を自前で作らない人も6.4%いることが確認できる。

これを男女別で見ると、やはり女性の方が料理をする率は高い結果が出ている。

↑ 一人暮らしの夕食の料理の頻度(男女別)
↑ 一人暮らしの夕食の料理の頻度(男女別)

1週間に1回以上の区分ではいずれも女性の方が、それより少ないペースになると男性の方が回答率が高くなる。特に頻度が高いほど女性の方が高回答率となる傾向がある。「週5-6回以上」で考えれば、男性は22.8%でしかないのに、女性は36.1%にも達する。また、「やらない」人は女性では2.0%・50人に1人しかいないのに、男性は10.8%と10人に1人程度もいる。

時間の無さや疲労との戦いは非常に辛いものだが、健康やお財布事情のことを考えれば、自分で料理を作った方がベターな選択肢であることが多い。レシピサイトなどを参考に、気軽に短時間で創れる料理をチェックして、少しずつ経験を積んでみてはいかがだろうか。


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