2010年8月度外食産業売上はプラス1.6%・猛暑が続き、さらに日取りが来客数をかさ上げし客単価下落をカバー

2010/09/28 05:01

日本フードサービス協会は2010年9月27日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2010年8月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス1.6%となり、2か月連続のプラスとなった。記録的な猛暑とお盆時期の日取りの良さが客数増加に寄与している。一方、商品単価は下落傾向を続けており、売上上昇を限定的なものとしている(【発表リリース】)。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が189、店舗数は30016店舗。今月は前月と比較して事業社数は大幅に減っているが、店舗数は増加している。

全業態すべてを合わせた8月度売り上げ状況は、前年同月比で101.6%と前年同月を1.6%上回り、先月から続いてプラスを見せることになった。今回計測月は天候・日取りなど外部的要因がプラスに働いた。一方で低価格メニュー競争は継続中で、市場全体の単価を抑える状況となっている。

業態別では「比較的」堅調なファストフードは「和風」以外は客単価減少も最小限に抑え、客数の伸びで単価減少をカバー、結果として売上は大勢がプラス。お馴染みのめん類がいつものごとく店舗数のかさ上げで大きくプラス、一方で「和風」「持ち帰り米飯/回転寿司」はそれぞれマイナス1.3%・マイナス2.6%とやや軟調。話題豊富な牛丼チェーン店が含まれている「和風」では、「売上98.7%」「客数105.5%」「客単価93.6%」となり残念ながら「商品単価を大きく下げて集客、売上アップ」の狙いは外れてしまっている。

ファミリーレストラン部門はプラスマイナスゼロ。洋風が頑張った分を、和風・中華・焼き肉が食いつくした状態となっている。特に和風は客単価をほぼ維持しているものの、店舗数が1割近く減少しているのが気になる。

全店データ
↑ 全店データ

天候要因による
来客数の増加で
客単価の減少をカバー。
今月は「酷暑」と表現できるほどの記録的な猛暑、そしてお盆休みが週末と重なったこともあり、客数は前年同月比でプラス3.6%と大きく伸びた。外食産業においては、暑い夏は客数増加に寄与しているということになる。一方で安価なドリンク類の販売数増加・シェア拡大によって、客単価が下がる業態が増加。結果として客単価はマイナス1.9%となり、売上の増加を抑える形となる。

9月頭は猛暑が続いたものの、それ以降は雨を伴う涼しい日が続き、ようやく夏も終わりを見せる雰囲気となっている。夏の暑さで売上を底上げできた外食産業が、その夏の終わりと共にどこまで踏ん張りを見せるのか、次回のデータに期待したい。

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