生活費の足し3割、用途は決めてない5割…弁当持参で節約したお金の使い道

2010/09/30 19:35

小銭を貯めるマイボイスコムは2010年8月25日、弁当・水筒に関する調査結果を発表した。それによると調査母体において、自作弁当を持参したり水筒持参で節約が出来た人は、その節約したお金の使い道について「特に用途は決めていない」とする人が半数近くに達することが分かった。具体的な使い道としては「生活に必要な費用の足し」がもっとも多く3割近く、次いで貯蓄が1割強の順になっている。また食費を削ることで食事以外の楽しみを充足する人も1割ほど見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3614人。男女比は48対52、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代32%・40代32%・50歳以上23%。

【お弁当 持参率は 男性が 大体2割で 女性は4割】などにもあるように、節約・健康志向を受けて、昼食用にお弁当を持参する働き人が増えている。今調査母体では、自作弁当持参派は4割近く、水筒持参派は5割に達する。保護者や配偶者に作ってもらった弁当を持参する場合を考えれば、弁当の持参派はもっと多くなるはず。

↑ 自作弁当・水筒利用率
↑ 自作弁当・水筒利用率

さてそれでは、外食せずに弁当を持参し、自動販売機でジュースを買わずに水筒を持参し、節約できた食費分のお金は何に使うつもりなのだろうか。複数回答で聞いたところ、具体的な項目では「生活に必要な費用の足し」となった。こちらか28.7%と3割近い回答率となっている。

↑ 弁当・水筒持参で節約できたお金は主に何に使うか(自作弁当あるいは水筒持参者限定、複数回答)
↑ 弁当・水筒持参で節約できたお金は主に何に使うか(自作弁当あるいは水筒持参者限定、複数回答)

この場合「食費が浮いたから生活費にまわす」のでは無く「生活費の不足分を昼飯の外食費から削る」と見た方が良い。昼食費が削れたから生活費にまわすのではなく、生活費が足りないので昼食費を削るという具合で、順番が逆なわけだ。

たまった小銭次いで多いのは「貯蓄」。生活費がカツカツでとても貯蓄には回せない。そこで食費を自作弁当などで何とかやりくりし、その分だけでも貯蓄に回そうという、「余裕作りのための弁当・水筒持参」であることが分かる。似たような「余裕作り」は「食事以外の楽しみ」「デザート追加などプチ贅沢」にもかいま見られる。

しかしそれより多い回答率を見せたのは「特に用途は決めていない」。家計全体が切迫していて、色々と切り詰めなければならないので、とりあえず食費を削減するために水筒持参・弁当自作をした。しかしそのおかげで余裕が出来ても、何に使うかまでは決めず、余力作りのためにとりあえずキープというところか。いずれにせよ、手間もかかるし不便な点も少なくない「自作弁当の持参・水筒持参」を決意しなければならないほど、家計に対するプレッシャーが強いことに違いは無い。

今はまだ「生活に必要な費用の足し」という、切羽詰まった状況にある人は3割足らずで済んでいる。しかし今後景気の動向次第ではこれが4割、5割と増える可能性も否定できない。推移を見守るためにも、継続調査をお願いしたいところではある。


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