自作弁当や水筒、持参する理由は?

2010/09/27 12:05

お弁当マイボイスコムは2010年8月25日、弁当・水筒に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、頻度は別にすれば自分で作ったお弁当を自分で食べる人は37.4%・水筒を持参している人は51.2%に達していた。また、持参の理由としては弁当・水筒共に「節約のため」とする意見がもっとも多く、双方共6割を超える回答率だった。【弁当持参化が進んでさらに微妙な「サラリーマンの小遣いと昼食代の微妙な関係」】などにもあるように弁当や水筒の持参は、働き人の食生活やコンビニなど食品系商品をメインとする小売にも大きな関係があるため、多方面の考察の材料にも成り得る興味深い結果といえる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3614人。男女比は48対52、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代32%・40代32%・50歳以上23%。

【お弁当 持参率は 男性が 大体2割で 女性は4割】などにもあるように、節約・健康志向を受けて、昼食用にお弁当を持参する働き人が増えている。お弁当箱のニーズも高まり、【外食から中食、そして弁当へ!? 食品値上げで弁当箱が飛ぶように売れる現実】のような話もあるほど。今調査母体では頻度を考慮しなければ、約三分の一が「自作弁当を食べる」、約半数が「持参した水筒の飲物を飲む」と回答している。

↑ 自作弁当・水筒利用率
↑ 自作弁当・水筒利用率

注意してほしいのは、「自作弁当」率は「自作の」弁当を食す割合。保護者・配偶者などにお弁当を作ってもらい持参する人は、手製の弁当であっても今件では「無い」の項目に該当することになる。

これら「自作弁当を食べる」「持参した水筒の飲物を飲む」人たちは、なぜ外食をしたり店でお弁当を買ったり、ジュースを買わないのか。理由を複数回答で聞いたところ、両者とも最大の回答率は「節約のため」の項目となった。過半数、6割以上の人が節約のためにお弁当を自作持参したり、水筒を持参していることになる。

↑ 自分で弁当を作る理由(5%超意見のみ、複数回答、自分で作った弁当を食べる人限定)
↑ 自分で弁当を作る理由(5%超意見のみ、複数回答、自分で作った弁当を食べる人限定)

↑ 水筒利用理由(利用者限定、複数回答)
↑ 水筒利用理由(利用者限定、複数回答)

これまで複数の調査機関によって「働き人がお弁当などを持参する割合」については結果が出ていたが、明確に「節約のために持参する」という話はあまり見受けられなかった。「節約のためにお弁当を持参する、当たり前じゃないか」という「調査の前提条件」レベルのお話だったためだとは思われるが、今件はその観点では非常に稀有な結果といえる。

できたて弁当また、お弁当・水筒それぞれの特殊事情もかいま見られる。まずはお弁当についてだが、オレンジ色で着色したのは「外食や市販弁当の弱点」。この弱点があるから、弁当を自作持参している。逆にいえばこれらの点を解決出来れば、外食や市販弁当でも良いということになる。昨今のコンビニ周りの食事(例えば【「できたてごはん」を店内調理…「ローソン神戸ほっとデリ」を全国展開】の話など)を見ると、まさにこの弱点を乗り越えるべく、切磋琢磨しているように思える。

一方水筒では、単に節約するというだけでなく、水分補給をまめに行いたいという身体的な理由や、常に温かいもの・冷たいものを飲みたいという保温に関するメリットを求めている。これらは冷蔵庫や保温器が無い限り、ペットボトルや缶ジュースでは難しい。



景気後退をきっかけとした弁当・水筒持参の動きは、今なお続き、むしろ浸透度を深めている。いわゆる「キャラ弁」文化が大きく育まれたのも、この流れが一因であったと考えても良い。サラリーマンの平均的な昼食代の動向と共に、お弁当の(自作)持参率や、水筒の持参利用率の動向も気になるものなだけに、今件調査は継続的なものとして欲しいものだ。

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