総人口は横ばい、増えるお年寄り…高齢者人口推計をグラフ化してみる

2010/09/25 19:30

高齢者総務省は2010年9月19日、敬老の日を迎えるにあたり、統計から見た日本の高齢者(65歳以上)の姿についての各種データを発表した。それによると、同年9月15日時点で高齢者の人口は2944万人となり、総人口に占める割合は23.1%に達した。人口比・割合ともに過去最高を記録している。男女別では男性が総男性人口の20.3%、女性が総女性人口の25.8%で、男性は5人に1人、女性は4人に1人が高齢者という計算になる(【発表ページ】)。

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今回のデータは総務省統計局がこれまでに発表してきた各種データ、およびそれを元にした9月15日時点の推計データを示したもの。それによれば2000年以降は総人口がほぼ横ばいとなり、高齢者の割合が増加の一途をたどっている。

人口推移(高齢者とそれ以外)
人口推移(高齢者とそれ以外)

人口推移(高齢者とそれ以外、分布)
人口推移(高齢者とそれ以外、分布)

65歳以上人口の総人口に占める割合だけを見ても、急速に高齢化が進んでいることが改めて分かる。高齢者が増えても総人口も増えれば、つまり若年層も増えれば全体的な高齢化は避けられる。だが、若年層の減少、つまり少子化も同時に起きているので、高齢化…というより高齢者の比率増大化が加速化することになる。

65歳以上人口の総人口に占める割合。
65歳以上人口の総人口に占める割合

5%から10%に上昇するには33年かかったが、10%から15%には11年、15%から20%には9年と、割合増加が加速しているのが見てとれる。右端のカーブが緩やかになっているように見えるのは、横軸の区分が1年単位に変わっているから。

また男女比では男性より女性の方が長生きの傾向があるため、自然に女性の方が高齢者の割合が大きくなる。女性は4人に1人以上が高齢者という計算。

年齢区分別人口割合(2010年9月15日時点)
年齢区分別人口割合(2010年9月15日時点)

特に80歳以上の割合が男女で2倍近い差を見せているのが注目に値する。

今回は昨年2009年のデータも手元にあるので、さらに1年の変移をグラフ化してみた。上が年齢区分別人口割合の2009年と2010年の単純併記、下がその区分における2009年から2010年における変化ポイントを算出したもの。総人口に占める割合としては、70代以降が増加、それ未満は減少、特に80歳代以上の比率が大きく増加しているのが分かる。

↑ 年齢区分別人口割合(2009年9月15日/2010年9月15日時点)
↑ 年齢区分別人口割合(2009年9月15日/2010年9月15日時点)

↑ 2009年-2010年における年齢区分別人口割合変移
↑ 2009年-2010年における年齢区分別人口割合変移

【日本の人口は2055年に8993万人へ減少、国立社会保障・人口問題研究所発表】などにもあるように、しばらくは高齢化が進む以上、今後さらにこれらの割合は増加することが予想される。年金問題など、解決すべきハードルは決して低いものでは無い。適切な戦略のもとに、力強いかじ取りが求められる。決してその場しのぎのものであってはならないことは言うまでも無い。

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