今回の値上げでは禁煙しない、でも…今後どうしたら禁煙する?

2010/09/26 07:20

たばことお金ファイザー製薬は2010年9月16日、たばこの増税・値上げを前にした喫煙者の実態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今回の値上げをきっかけに禁煙に挑戦する喫煙者は53.3%に達していることが分かった。一方で禁煙をしない人のうち「今後さらにたばこ価格が上がったら考える」人は43.9%に登っており、具体的には「500-600円台」と「1000円台」の2つの層に多くの意見が集まっていることが確認できる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月13日から9月9日にかけて全国都道府県別200人ずつ、計9400人の「喫煙者」に対しインターネット経由で行われたもの。男女比は1対1、年齢階層比は非公開。

【たばこ税増税で「禁煙・節煙しよう」と考えている人は55.7%】などにもあるように、2009年末に閣議決定された税制改正大綱により、2010年10月1日からタバコ1本につき税金の3.5円引き上げが決定された。これら合わせてたばこ価格も大幅な値上げが行われることになった。この引き上げ額は、タバコ税の増税額として過去最大のもので、各方面に大きな影響を与えるものと予想されている。

今回の値上げで禁煙に挑戦する人は53.3%に達している。

↑ 2010年からのタバコ値上げをきっかけに禁煙に挑戦するか(2008年は「今すぐに禁煙に挑戦したいか)
↑ 2010年からのタバコ値上げをきっかけに禁煙に挑戦するか(2008年は「今すぐに禁煙に挑戦したいか)(再録)

禁煙をしない46.7%の人は、今後も喫煙を続けることになる。それではどのような事象があれば、禁煙を検討するだろうか。複数回答で聞いたところ、もっとも多かったのは「健康を損ねたら」。そしてほぼ同数に「更にたばこ価格が上がったら」がついた。

↑ 今後どのようなきっかけがあったら禁煙しようと思うか(10月1日からの値上げで禁煙に挑戦しない人対象、複数回答)
↑ 今後どのようなきっかけがあったら禁煙しようと思うか(10月1日からの値上げで禁煙に挑戦しない人対象、複数回答)

「健康」「お金」、この2大要素が禁煙のトリガーとなると見て問題は無い。一方で「何があっても禁煙しない」とする意見も2割ほど確認できる。

それではその2大要素のうち「お金」について、たばこ価格がどこまで上がったら禁煙を検討するのか。ボリュームゾーンとしては「500円-600円」「1000円、またはそれ以上」が確認できた。

↑ たばこの価格がいくら位になれば禁煙しようと思うか(さらにたばこ価格が上がったら禁煙しようと思った人対象)
↑ たばこの価格がいくら位になれば禁煙しようと思うか(さらにたばこ価格が上がったら禁煙しようと思った人対象)

同様の結果は他の調査機関の結果【たばこ増税、いくらになったら買うのを止める!?】などにも表れている。やはり500円単位でキリが良いところが動機付けとなっているのだろう。今回の値上げでは価格帯は400円がメインとなったが、もし本当に「喫煙者を減らす」のが目的ならば、400円ではなく500円になるよう、税額の変更を行うべきだったのかもしれない。

もっともキリのよい500円になったとすると、500円玉で支払いをすればお釣りが無くなる。買物のお駄賃を期待している子供や、ついで買いを望んでいるスーパー・コンビニにとっては単なる値上げ以上の大きなインパクトがあるのも、また事実ではある。


■関連記事:
【50年間の主要たばこの価格推移をグラフ化してみる】

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