喫煙者の38.2%がたばこ値上げ当日の時点で禁煙に挑戦

2010/09/25 07:47

たばこファイザー製薬は2010年9月16日、たばこの増税・値上げを前にした喫煙者の実態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今回の値上げをきっかけに禁煙に挑戦する喫煙者は53.3%に達していることが分かった。また、禁煙のタイミングは「値上げ前に」がもっとも多く、次いで「値上げ当日」「翌日-1週間以内」などの順になっている。値上げ当日の時点では、禁煙を試みている人の7割強がすでに禁煙を始めている計算になる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月13日から9月9日にかけて全国都道府県別200人ずつ、計9400人の「喫煙者」に対しインターネット経由で行われたもの。男女比は1対1、年齢階層比は非公開。

【たばこ税増税で「禁煙・節煙しよう」と考えている人は55.7%】などにもあるように、2009年末に閣議決定された税制改正大綱により、2010年10月1日からタバコ1本につき税金の3.5円引き上げが決定。これら合わせてたばこ価格も大幅な値上げが行われることになった。この引き上げ額は、タバコ税の増税額として過去最大のもので、各方面に大きな影響を与えるものと予想されている。

さてそれでは、当事者である喫煙者は今回の大幅値上げをきっかけに「禁煙に挑戦」するだろうか。大幅値上げを直前に控えた状態で、禁煙性向がどのように変化するのか興味深いところだが、結果としては10ポイントほどの「禁煙へのモチベーションアップ」が確認できた。

↑ 2010年からのタバコ値上げをきっかけに禁煙に挑戦するか(2008年は「今すぐに禁煙に挑戦したいか)
↑ 2010年からのタバコ値上げをきっかけに禁煙に挑戦するか(2008年は「今すぐに禁煙に挑戦したいか)

今回のたばこ値上げのインパクトの大きさが改めて実感できる。

たばこを売る側、あるいは禁煙挑戦者周辺からすれば、いつ禁煙を開始するのかが気になるところ。そこで、禁煙挑戦者に「禁煙の挑戦タイミングはいつ頃なのか」と聞いたところ、「値上げ前に禁煙をスタートする」との人が過半数に達していた。すでに禁煙に対する動きは大きく出ていることになる。

↑ いつ頃から実際に禁煙に挑戦するか(10月1日からの値上げで禁煙に挑戦する人対象)
↑ いつ頃から実際に禁煙に挑戦するか(10月1日からの値上げで禁煙に挑戦する人対象)

値上げ直前まで喫煙し、当日からは禁煙する人は18.9%。あわせると禁煙挑戦者の71.7%が、値上げ当日には禁煙の挑戦を始めている計算。最初のグラフの結果と掛け合わせると「喫煙者のうち38.2%がたばこ値上げ当日の時点で、値上げをきっかけに禁煙に挑戦している」ことになる。

たばこ禁煙を始めれば、それ以降はたばこを購入することは無くなる(禁煙を断念すれば話は別だが)。それだけたばこの消費は少なくなる。以前【2010年8月度のコンビニ売上高は既存店が1.0%のプラス・酷暑で来客数増、客単価の下落は減少中】でも触れているが、コンビニエンスストアの売上にどのような影響が及ぶのか気になるところ。9月は駆け込み需要と相殺されるので微妙なところだか、10月以降は少なからぬ変化が確認できるに違いない。

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