米でテレビ経由でニュースを見る人6割近く・時間も長めに観ています

2010/09/24 05:20

ニュースアメリカの調査機関PewResearchCenterは2010年9月12日、アメリカ人が接触する主要ニュースメディアに関する調査結果【Americans Spending More Time Following the News】を発表した。それによると調査母体においては、テレビ経由でニュースを1時間以上見ている人が約三分の一にも達していた。これはテレビでニュースを得ている人の半数以上にもなる。密度はともかく単純な時間においては、ニュース取得のためのテレビは長く視聴される傾向があるようだ。

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今調査は2010年6月8日から28日にかけて、乱数で選ばれた大人を対象に、携帯電話・固定電話経由の口頭による電話経由で行われたもので、有効回答数は3006人。

時代の変化と共にニュースと接する総時間に大きな違いはないものの、ニュースを取得する媒体、各媒体に配する時間は漸次変化を見せている。以前【新聞が最下位へ・アメリカ人が利用する主要なニュースメディア推移】でも示したが、紙媒体が漸減し、テレビは横ばい、インターネットが増加の傾向を見せているのが分かる。

↑ ニュースを取得するために昨日接触したメディアの平均接触時間(分)(2006年以降は「新聞」は紙媒体のみ、2006年以降は「ネット」は新聞社の公式サイト含む)
↑ ニュースを取得するために昨日接触したメディアの平均接触時間(分)(2006年以降は「新聞」は紙媒体のみ、2006年以降は「ネット」は新聞社の公式サイト含む)(再録)

そこで調査日の前日に、その媒体でニュースを見たか、見た場合にはどの程度の時間を費やしたかについて聞いた結果が次のグラフ。元資料から逆算し、「その媒体で見ていない人」「見た人はぞれくらい見たのか、時間区分」を一つにまとめてある。

↑ 昨日ニュースを見た人における、それぞれの媒体で費やした時間区分(母体全体比)
↑ 昨日ニュースを見た人における、それぞれの媒体で費やした時間区分(母体全体比)

↑ 昨日ニュースを見た人における、それぞれの媒体で費やした平均時間(各媒体利用者内で、分)
↑ 昨日ニュースを見た人における、それぞれの媒体で費やした平均時間(各媒体利用者内で、分)

まずぱっと見で分かるのは、テレビを見ている人の割合が非常に多い事(灰色部分が少ない)。そして冒頭でも触れているように、長時間を割いている人が多いのが目立つ。各媒体で「見ている人」のうち「1時間以上」の区分が半数以上を示しているのはテレビだけ。ラジオはそれなりに多めだが半数には届かないし、インターネットに至ってはほぼ半数が「30分未満」でしかない。

テレビニュースまた、平均値を換算しても、テレビが一番長く視聴されていることが分かる。ラジオとインターネットは「利用した」人の割合は同じだが、ラジオの方が長時間利用している人が多い(青区分が多く緑区分が少ない)ので、平均値では7分もの差が生じることになる。そして新聞は利用者率そのものは低いが、利用者一人ひとりの利用時間が長めなので、平均値ではインターネットとほぼ同じ値を示している。

リリース本文では、以前【アメリカ人がいつテレビを見ているのかがひとめで分かる図】でも示したように「老いも若きもテレビでニュースを見る時間は長く、見る人は多い。特に高齢者はその傾向が強く、65歳以上の場合はその年齢階層の中で75%がテレビでニュースを取得する。オンライン経由では23%でしかないのに」と説明。使われる率でも、使っている人の時間の長さでも、テレビはニュース取得媒体として最重要視されているとしている。

もっとも【ニュースは「テレビの前に正座して」から「何かのついでに」の時代へ】でも触れているが、ニュースそのものが「じっと見」から「ながら見」の時代に移行しているのも事実。その観点で考えると、「じっと見」を強要される紙媒体の新聞よりテレビやラジオが好かれ、長時間利用されるのは道理といえよう。そしてあくまでも今件は「時間」そのものであり、密度までは計測していないことに留意しておかねばならない。

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