商品やサービスの情報収集を後押しする度合い、ブログは7割・ツイッターはSNS以上に

2010/09/22 12:15

押す矢野経済研究所は2010年9月21日、ソーシャルメディアに関する調査結果の一部を発表した。それによると調査母体において、「ソーシャルメディアをきっかけにした商品やサービスに関する情報収集の行動意欲」としては、ブログを元にしたものがもっとも高いことが分かった。また、情報収集活動先としては全般にウェブ上で行う場合が多く、現実行動(リアル)はウェブ上での情報収集と比べると、衝動に至る可能性が低いという結果も出ている(【発表リリース、PDF】)。

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今回の調査該当部分は2010年7月にウェブアンケート方式によって、過去・日常的にブログやツイッターなどのソーシャルメディアを利用した経験がある消費者に対して行われたもの。有効回答数はブログ・SNSについては1200人、ツイッターについては470人。年齢階層、男女比などは非公開。

ブログやSNS、ツイッターなどで商品やサービスの話題が登ると、ざっと読みで済ませることもあれば、気になって自分でもさらに調べることもある。特に著名人が「これ使ってみたんだけど、スゴく効き目があるんだ」などと語ろうものなら、そのファンたちが「彼が使ってるアレって、どんなのだろう!?」と血眼になって検索を始める状況が容易に想像できる。

そこでブログ・SNS(ソーシャルネットワークシステム。mixiやFacebookなど)・ツイッターそれぞれにおいて、きっかけとなる商品やサービスに関する情報が提示された場合、その商品・サービスに対して情報収集をすることがあるか否かについて尋ねた結果が次のグラフ。

↑ ソーシャルメディアをきっかけにした、商品・サービスに関する情報収集
↑ ソーシャルメディアをきっかけにした、商品・サービスに関する情報収集

「そのメディアで見かけた情報をきっかけに」「ウェブ上で」情報収集をすることが「よくある派」(青系統部分)は、ブログ71.7%・SNS33.6%・ツイッター40.4%と、ブログがずば抜けて高い傾向がある。それだけ歴史も長く、信頼が置けるブログが多い証ともいえる。また、ツイッターは日本国内での普及はまだ年数的に短いものの、SNSと同程度にまで「商品・サービス」の「気づき」要素に成り得ていることも見て取れる。

一方、ウェブ上での情報収集と比べると、リアルでの情報収集への移行度は全般的に低めとなっている。「ウェブ上でならそのまま検索が可能だが、外に出たり雑誌を探すまでにはモチベーションは上がっていない」事例が多々あると考えれば納得はいく。

これらの結果から、次の事柄が一般論として推測できる。

・インターネット利用者に限れば、商品やサービスへの「気づき」はブログペースが効果的で、SNSやツイッターはまだブログには及ばない。

・ウェブ上での情報収集への移行と比べれば、リアルでわざわざ調べる衝動まで高まる事例はさほど多くない。

・ブログもSNSもツイッターもウェブ上のサービスのため、「ウェブで気づきを得る」「そのままウェブで検索をして情報収集を行う」「さらに商品・サービスへの興味が高まり、利用するきっかけを得る」という行動パターンが起きやすい。

このあたりの事情は「気がついたらすぐに次の行動に移せるものの方が効果が高い」言い換えれば「好奇心が沈静化する前に具体的なアクションに移れる橋渡しを提供できるのが効果的」とまとめることができる。そしてこの仕組みは【この1年でブログ1.96倍、ソーシャルネットは1.59倍! 変化する米女性の「商品購入の動機」をグラフ化してみる】にあるようにネット媒体がもっとも優れているが、【「すぐに買える物」が「一番印象に残って」いれば7割が具体的行動に……電車内広告とその後の行動の関係とは】などのように他の媒体でも通用する話ではある。

また、具体的に情報収集を行う際にもっとも使われるのが「検索」。そのため、「この商品のもっと情報を知りたい」と思う人に適切な情報を提示するべく、企業は検索の仕組みの上で色々と工夫をすることが求められよう。

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