ビル・ゲイツ氏が語った(と言われている)11のルール

2010/09/11 07:48

ビル・ゲイツ氏先日ツイッター上のタイムライン(フォロワー(つぶやきを追跡している人)のツイート(つぶやき)が時系列・リアルタイムに表示されるもの)で、漫画家の椎名高志先生が【ビル・ゲイツ氏の名言として「オタクには親切にしよう。将来あなたの雇い主になる可能性が高い」】ということを語られた。ゲイツ氏なら語りそうだな、という言い回しでもあり、「他にも色々あるのだろう」と調べてみると、実はこれも含めた複数の「名言」がビル・ゲイツ氏創作のものではないことが分かった。とはいえ、氏が”語る”と評されることでさらに重みが増す名言であることには違いが無い。今回はその名言を、色々な逸話と共に紹介することにしよう。

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不公平1.人生は公平ではない。その事実に慣れなさい(Life is not fair. Get used to it.)

2.世界はあなたの自尊心を気にかけてはくれない。あなたの気分とは関係なく、世界はあなたが目の前にある仕事を終わらせることに期待している(The world won't care about your self-esteem. The world will expect you to accomplish something BEFORE you feel good about yourself.)

3.高校を出た直後に年収4万ドルを得られることはできない。車上電話を持つ副社長にもなれるはずはない。自分で両方を稼ぎ出すまでは、それらは不可能だ(You will NOT make 40 thousand dollars a year right out of high school. You won't be a vice president with car phone, until you earn both.)

4.もし先生が厳しすぎると思うなら、上司の下で働くまで待て。上司との関係は義務的なものではなく、先生との関係よりもっと厳しいものだ(If you think your teacher is tough, wait till you get a boss. He doesn't have tenure.)(※まだ先生の方が優しいと理解するだろう、ということ)

5.ハンバーガーを引っくり返すようなつまらない仕事は、あなたの品位を下げるものでは無い。あなたたちの祖父母の時代では、それらの行為を「チャンス」と呼んでいた( Flipping burgers is not beneath your dignity. Your grandparents had a different word for burger flipping they called it Opportunity.)

6.あなたが失敗したらそれは両親のせいではない。愚痴を口に出す前に、その失敗から何かを学ぼう(If you mess up,it's not your parents' fault, so don't whine about your mistakes, learn from them.)

7.あなたが生まれる前は、あなたの両親は今のような平凡で退屈な人ではなかった。あなたのために養育費を出費し、洗濯をし、あなたが語る「僕(私)はこんなにクールなんだ」という自己満足的な自慢話を聞いているうちに、そうなってしまったのだ。親の世代から生存している寄生虫から熱帯雨林を守る前に、自分の部屋の洋服ダンスのダニ退治からはじめなさい(Before you were born, your parents weren't as boring as they are now. They got that way from paying your bills, cleaning your clothes and listening to you talk about how cool you are. So before you save the rain forest from the parasites of your parent's generation, try delousing the closet in your own room.)

成功と失敗8.学校は勝ち負けについてうやむやにするようになったかもしれないが、人生はそうではない。単位をなかなか落とさなくなったり、正しい答えを導き出せるまで何度も機会を与えてくれる学校もある。これらは現実の人生とはまったく異なるものだ(Your school may have done away with winners and losers, but life has not. In some schools they have abolished failing grades and they'll give you as many times as you want to get the right answer. This doesn't bear the slightest resemblance to ANYTHING in real life.)

9.人生には学期は無い。夏休みもないし、「自分探し」を手伝ってくれるような雇用主もほぼ皆無。それらは自分の仕事の時間以外、自分の時間にやるしかない(Life is not divided into semesters. You don't get summers off and very few employers are interested in helping you find yourself. Do that on your own time.)

10.テレビは現実とは別物。現実では喫茶店から出て、仕事をしなければならない(Television is NOT real life. In real life people actually have to leave the coffee shop and go to jobs.)

11.いわゆる「オタク」には親切にし、仲良くなろう。あなたは将来彼らの下で働く可能性が高い(Be nice to nerds. Chances are you'll end up working for one.)

これは【Bill Gates' High School Speech on The Eleven Rules of Life-Fiction! 】【Some Rules Kids Won't Learn in School】などによると、

・インターネット上では「ビル・ゲイツ氏自身の創作による名言」として広まっている
・「実際は1996年刊行の『Dumbing Down Our Kids: Why America's Children Feel Good About Themselves but Can't Read, Write, or Add』からの引用として、ゲイツ氏がある高校の卒業式で行ったスピーチをした内容である」……という説も広まっているが、これも真実ではない(対象の高校は「どうしてうちが?」と頭をかしげているそうな)
・実のところ「Dumbing Down Our Kids」の引用であることに違いはないが、ビル・ゲイツ氏がこれらの「名言」を語ったことは無い。「語った」という部分は某新聞社の記者による創作に過ぎない。
・ただし「いかにもゲイツ氏が語りそう」な話ではあるし、その方が説得力もあるということで、インターネット上ではそのような形で広まっている

というあたりが真相のようだ。また、「11のルール」ではなく3つを足して「14のルール」とする説もある(というより元々「14のルール」だったのが最後の3つが省略されたあたりが正解らしい)。省略された3つとは

・喫煙は馬鹿げたものだ。髪を染めたりリーゼントにして自己主張をするのと同じくらい馬鹿げている(※子供に対する言葉であることに注意)
・永遠に若いなどと思わないように。そして「若くして死んでそのままの姿で自分の姿を残すのがロマンチックだ」と思っているのなら、室内で放置されて腐れている洋ナシを見て現実を知ろう
・今を楽しもう。親は邪魔者に感じるだろうし、学校は面倒だし、生きていること自体憂鬱(ゆううつ)に思えているかもしれない。しかし将来必ず、子供の時代がいかに素晴らしかったかをあなた自身は知ることになる。さあ、今からでも遅くない。始めようじゃないか

となる。あるいはこれらの3つは「ビル・ゲイツ氏は語りそうにないな」という印象があり、省かれてしまったのかもしれない。

これら11の、そして追加で3つ足して14の言葉は、ビル・ゲイツ氏の語りならば純金のインゴットほどの価値もある言葉に違いない。しかしたとえそれがゲイツ氏の言で無くとも、布袋に詰められた砂金ぐらいの価値はあると感じるのだが、いかがだろうか。


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