「これなら自分でも安心」と思えそうな組み立て家具の広告

2010/09/10 05:06

箱から取り出しましたるは……完成した形で配送されるもので無い限り、家具は多かれ少なかれ購入者本人が組み立てる必要がある。シンプルな構造なら良いが、場合によっては以前【イケアのイカす「気持ちが分かる」広告】で紹介したように、「組み立てまで業者に頼んでおけばよかった」と後悔することもあるだろう(カラーボックスの棚の部分を上下逆に取りつけるくらいは誰にでも経験があるはず)。家具などの調度品を購入する際に必ずつきまとう、そんな「組み立てられないかも……」という不安を一発で払しょくしてくれるのが、今回紹介するシンガポールのDIY Living社の広告だ(I believe in Advertising)。

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↑ まるで手品のように、パーツが収められている段ボール箱から「完成品の」家具を取り出してくる
↑ まるで手品のように、パーツが収められている段ボール箱から「完成品の」家具を取り出してくる

中が空洞で完成品がかさばる家具、例えば本棚やシンプルな机の場合、配送時には複数枚の板の部品などがまとめられた、厚みのあまり無い段ボール箱で送られてくる。購入者は同梱されている説明書に目を通しながら、板を組み合わせてネジを締め、お望みの家具を創り上げることになる。

ところが今広告では、材料が収められている箱を開け、中から材料を引っ張り出そうとすると、出てくるのは材料では無くて完成された机や本棚。もちろん物理的にこれらの家具を段ボールに収めるのは不可能なので、比ゆ的に「直接取り出すくらいに、簡単に組み立てられますよ」ということを表現している。右下の説明書にも「簡単だよ」とあるくらいだ。

机と本棚はポスターだけなのだが、椅子はテレビCMタイプも存在する。元記事にはその動画が掲載されているが、YouTubeなどの共有サイトでは確認が出来なかった。そこでいくつかに分割してスクリーンショットにて紹介しよう。

↑ 元々非常に薄い箱だということが分かる、椅子のセット。普段ならこの中に足の部分や板などがぎっしりと入っているはずなのだが……
↑ 元々非常に薄い箱だということが分かる、椅子のセット。普段ならこの中に足の部分や板などがぎっしりと入っているはずなのだが……



↑ 箱に手を伸ばして中から取り出すと、あらあらあら……と
↑ 箱に手を伸ばして中から取り出すと、あらあらあら……と

↑ 「どんなもんです」と誇らしげに腰に手をやり、ぺんぺんっと椅子を叩いておしまい
↑ 「どんなもんです」と誇らしげに腰に手をやり、ぺんぺんっと椅子を叩いておしまい

薄い箱から容量のある椅子がするすると出てくるあたりは、まるで魔法の所業を目の前で見せられている感すらある。何の予備知識も無くいきなりテレビCMでこれを見せられたら、まずは「おおっ」と驚き、注目するに違いない。そして「なんだ、比喩的表現か」と納得し、「…それほど簡単に創れるのか」とCMが本当に訴えたかったことに気がつく次第。

広告のメッセージ通りに「箱から直接完成品を出すのと同じくらい」にシンプルな作りをしているかは、実物を見ていないので残念ながら確証はとれない。しかし少なくとも自信の程はうかがえる商品であることだけは間違いない。

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