リーダーの「あなたはどう思いますか?」は魔法の言葉

2010/09/08 06:58

魔法……というよりはマジック先に【自分の提案を上司に「OK」と言わせる10のテクニック】の中で、「”どうすればさらに改善ができるでしょうか”と上司に提案を求める」という項目について触れた。これは相手(上司)を議案提案側に巻き込み、さらには提案そのものをより素晴らしいものに改善するきっかけとなりうる、素晴らしい手法の一つに他ならない。これとほぼ同じ手法を、少人数から中規模人数のグループにおけるマネージャーも使うべきだと【Career Success Partners】では語っている。曰く「あなたはどう思いますか?」という言葉は、リーダーにとって部下たちをまとめ上げる魔法の言葉になるというものだ。

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元記事では、この魔法の言葉「あなたはどう思いますか?」で部下一人ひとりの思考ロジックにスイッチを入れ、議論されている課題に対する共通認識が高まるとしている。そして単に上司から命令されて行動するよりも、部下の自発性が高まり、やる気を起こすきっかけとなると解説。

その上で、「あなたはどう思いますか?」のメリット・デメリットを次のように列挙している。

メリット
・部下たちに権限を与えることになる(【リーダーが会得しておくべき9つの習性】の「8.他人に権限の譲渡をしている」にも該当する)

既成概念に捕らわれない考え方・時間を節約する(一方的な決定は結局後でもめ事を起こし、無駄な時間を費やすリスクが生じる)

・既成概念に捕らわれない考え方を議案に盛り込むことができるチャンスが増える

・グループ内のチームワークと意志の統一感を盛り上げる

連鎖、グループ内の意識・グループ内の士気を高めることが出来る(自ら参加する意識が芽生えるため)

・リーダー自身にも良い経験となり、より良い「リーダー」としての経験を得る

・連鎖反応的にグループ内の活力を生み出す可能性を秘めている

デメリット
・リーダー自身の時間を数秒無駄にする(「あなたはどう思いますか?」と発言する時間のことを指す)

冒頭で「巻き込む」と表現したが、この表現のイメージが良くないと感じるのなら「仲間の一員として取り込む」と考えれば良い。提案する者と判断する者、説明をする者と拝聴する者という「見えない壁」で隔てられた別々の区分の人物ではなく、「一緒になってやっていきましょう」という意志表示のための「あなたはどう思いますか?」と見なせば良い。

次から次へとまた、「少人数から中規模人数のグループ」と限定したのは、この言葉を多人数の場で発してしまうと、事態に収拾がつかなくなってしまうから。挙手させてこちらが指名した人のみ発言ができるような場でなら、まだ使うこともできるかもしれない。積極的に意見する人が少数ならば、残りの大多数は「自分が発言していないにも関わらず」自分も積極的に参加した気持ちになれる。しかし「私も私も」と次から次へと意見が挙がると、結局何も決められなくなる。時間で発言を区切れば、発言できなかった人には不満が残り、取り残された気持ちを覚えるようになる。

「魔法の言葉」とて万能ではない。臨機応変に使うことが肝要だ。

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