平均1日39件・米携帯電話利用者のショートメールの使われ方をグラフ化してみる

2010/09/05 07:37

アメリカのSMS日本では電子メールが主流なのに対し欧米などの海外ではテキストメッセージ(Text Message、ショートメールサービス(SMS))が大いに使われているなどの違いがあるが、携帯電話が深く浸透している、特に若年層では社会生活上欠かせないアイテムとなっているのは、国内外を問わず不変なお話。以前PewResearchCenterのデータを元にしたアメリカにおける携帯電話の利用事情の記事【携帯電話だけ 米若者は4割】で、その事実を改めて実感した。そのPewResearchで先日、アメリカの携帯電話の利用実情を主にショートメールサービスの面からスポットライトを当てて調べた【Adults, Cell Phones and Texting】が発表された。今回はその中から、SMSの利用率が高まっていることなどについてデータを抽出し、グラフを再構築してみることにしよう。

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今調査は2010年4月29日から5月30日にかけて固定電話経由で、18歳以上の2252人に対して行われたもの。ティーン(10代)のデータについては2009年6月26日から9月24日にかけて、固定電話経由で800人の12-17歳の本人、あるいは保護者(保護者の場合は携帯電話経由)を対象にしている。ただし今回はティーンのデータは出てこない。

まずは2009年9月(今件と同様の条件下で調査)と2010年5月における、SMSのやり取り件数。「1-10件」がボリュームゾーンだが、「11-50件」も2割強居るし、「51件以上」も1割強確認できる。また、このグラフだけでも、昨年より今年の方が、利用頻度が増加しているのが何となく把握できる。

↑ 平日何件くらいショートメールのやり取りを携帯電話でしているか(大人対象)
↑ 平日何件くらいショートメールのやり取りを携帯電話でしているか(大人対象)

約半数は1ケタくらい。その一方で「そこそこ」「それなり」「ヘビー」な人たちが一定以上いるという雰囲気。SMSは日本の電子メールと比べて文字数に制限があるから(女子中高校生の短文的なメールのやり取り、あるいはツイッターでの発言にイメージが近い。【ツイッターの「公式」データを書き起こしてみる】にもあるように、元々ツイッター自身がSMSをベースにしている)、その分話が込みいると、やり取りの回数も増えるのが容易に想像できる。

全体的に利用性向は増加する傾向にあることと元に、「ヘビーな使い手」がいかにたくさんのメッセージをやりとりしているのかが分かるのが次のグラフ。

↑ 平日何件くらいショートメールのやり取りを携帯電話でしているか(大人対象)
↑ 平日何件くらいショートメールのやり取りを携帯電話でしているか(大人対象)

単純に「全員の件数を足して人数で割った」平均値が40件近く。一方で「件数の少ない順に全員を並べ、その列の真中の人の値」である中央値は10でしかない。つまり大多数は少数利用でしかないが、人数の上では少数派な人が件数上の平均値をグンと押し上げていることになる。

おしゃべりはショートメールもバリバリ派
ここからはやや余談になるが、「SMSを高頻度で使っている人は携帯電話でお話する暇もないのでは」「そもそも通話が苦手なのでSMSを使っているのかも」と思う人も多いはず。しかし今データにおいては、「SMSのヘビーユーザーは、通話も多用する傾向にある」という結果が出ている。

↑ 平日のショートメール送受信頻度別・携帯電話の通話頻度
↑ 平日のショートメール送受信頻度別・携帯電話の通話頻度

中には確かに「お話は苦手だけどメールなら気軽にできる」という人もいる。しかし多くにおいては、SMSだろうと直接会話だろうと、社交的・アグレッシブな人は手段を問わずに活用しまくる、あるいはそうせざるを得ないほど多忙な立ち位置にある、と考えてよい。

それにしても「1日51回以上SMSのやり取り」をして「31回以上通話をする」人は、仕事や学業をする暇があるのだろうか。むしろそちらの方が心配になる。

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