同人作家の執筆ペース、週に1枚-2枚が平均?

2010/08/30 19:30

ツールで絵描き漫画アドは2010年8月23日に、【NINJA TOOLS】上で主に非商業系(≒同人系)の絵師やイラストレーターに対して行った「イラスト・漫画に関するアンケート調査」の結果を発表した。それによると調査母体においては、1か月に作品を描くペースとしては「2-4枚」「5-9枚」がボリュームゾーンで、合わせて48%であることが分かった。1週間に1-2枚のペースが平均的なスピードであるように見える。一方で30枚以上というプロの作家並のスピードを持つ人も5%ほど確認できる(【発表ページ】)。

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今調査は2010年8月13日-19日までの間に「NINJA TOOLS」のユーザーで絵師やイラストレーターをしている人に対しウェブ上のアンケート形式で行ったもので、有効回答数は3986人。男女比は22対78、年齢階層比は10代30%・20代41%・30代19%・40歳以上10%。職業別区分は学生40%、主婦(夫)7%、会社員・公務員21%、役員1%、個人事業主・クリエイター10%、フリーターやアルバイト21%。なお執筆作品の項目で「商業誌」と回答した人は3%に過ぎないことから、回答者の多くは非商業系(同人誌、趣味趣向としての自主公開作品など)であることが推定される。

プロの漫画家でも執筆スピードは多種多様。一か月に100ページ以上を仕上げる人もいれば、数ページがやっとの人もいる。その事情は同人系の人でも変わらない。また、大きな一枚画を時間をかけて仕上げる人もいるので、単純に「イラスト描き」「漫画描き」など多彩な項目区分に分かれる作品群について、ひとくくりで「どのくらいのペースで」とデータを算出するのは、ややリスクがある(大きなイラストと四コマ漫画を同時に描く・描ける人もいるだろう)。

そのリスクにあえて目をつぶり、1か月にどのくらいのペースで作品を描くか、仕上げるかについて質問した結果が次のグラフ。

↑ 1か月に描くペース(漫画・イラストなどの合計。4コマは1枚換算、漫画は1ページ1枚換算)
↑ 1か月に描くペース(漫画・イラストなどの合計。4コマは1枚換算、漫画は1ページ1枚換算)

冒頭でも触れたように、「2-9枚」の層がボリュームゾーンで、この区分で大体半数。1週間で1-2枚のペースが多いようだ。一方、1か月かけて1枚仕上げるか仕上げないかというペースの人も3割近くおり、「時間をかけて懇切丁寧に仕上げている」か「時間がある時にだけ、気まぐれ的に描いている」様子がうかがえる。

ゆっくりお絵かき他方、「25-29枚」「30枚以上」もそれぞれ2%・5%確認できる。どのような作品をこのペースで仕上げているかまでは分からないが、まさに「量産体制」レベル。ペースと質が維持できるのなら、小冊子レベルの一人月刊誌も作れそうな勢いである(同人誌の場合は16、32、48ページ構成の場合が多い)。

もちろんペースが速いことだけが良し悪しの判断基準では無い。自分自身のペースを把握し、無茶の無い範囲で(もちろん締め切りがある場合はそれを守れるよう)創作活動に励んでほしいものである。


※2014.07.23.追記
リリース元の「漫画アド」は2014年時点でサービスを終了しており、新しい調査結果の取得はかないません(【漫画アドの公式ツイッターアカウント】も2013年8月16日付で更新が終わっています)。

今記事は同人作家、及び関連の方々から特に夏・冬のコミケ直前になると参照されることが多いようです。調査当時と比べてデジタル化も進んでおり、ペースにも大きな変化が生じているものと思われます。

そこで同様の質問・調査を今ページで行いたいと思います。JavaScriptをオンにした上で、下記に表示されるアンケートにお答えいただければ幸いです。

※※ツッコミが入ったので「通常時」に加えて「〆切が間近に迫った状態」を追加しました。


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