Googleのシェアの圧倒性は変わらず、しかし…アメリカにおける検索シェアをグラフ化してみる(2010年7月分)

2010/08/30 12:05

検索ニールセンは2010年8月25日、2010年7月におけるアメリカ国内での検索エンジンの利用状況に関するシェアに関するデータを発表した。それによると検索エンジンのシェアは圧倒的にGoogleが大きく64.2%を占め、約三分の二と評せる状態であることが分かった。Yahoo! はそれに続く形で14.3%となり、この「二強」だけで8割近いシェアを計上している計算になる。一方で検索エンジン全体の利用回数は前年同月比で16%減少していることも確認されている(【発表リリース】)。

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リリースによると検索エンジンの利用性向に大きな変移はなく、Googleの圧倒的優位性は継続している。検索回数を棒グラフ化したものが下の図だが、Googleが飛びぬけているのが分かる。

↑ アメリカにおける検索サービス・トップ5(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数、億回)
↑ アメリカにおける検索サービス・トップ5(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数、億回)

日本ではむしろ逆にYahoo!(ヤフー)の方が利用シェアは高い。このグラフを見ると違和感を覚える人も多いに違いない。

これを検索回数総計を元にシェアの計算をし、円グラフにしたのが次の図。MSN/WindowsLive/Bingが意外に健闘しているのは、アメリカならでは、そして昨今のリニューアル効果が功を奏したともいえる。

↑ アメリカにおける検索サービスシェア(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数を元にしたシェア)
↑ アメリカにおける検索サービスシェア(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数を元にしたシェア)

このグラフからも分かるように、Google・Yahoo!・マイクロソフト系検索エンジンの三強まで計上すると、実に9割強のシェアになる(前回はトップ10まで公開されていたのが、今回はトップ5までになってしまったあたり、下位層の動向はさほど問題にならないというデータ公開側の意図も見て取れる)。サイトの特性などを考慮する必要もあるが、少なくともこの三社への対応をしっかりしておけば、いわゆる「検索エンジン対策」への不安は払しょくできると考えても良い。

最後にオマケ、そして少々気になるグラフとして、各検索エンジンの利用回数における前月比・前年同月比のグラフを。先月比の部分は一か月でドラスティックな動きがあるわけでもなく、小さな変化しか見られないが……

↑ アメリカにおける検索サービス・トップ5(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数の先月比・前年同月比)
↑ アメリカにおける検索サービス・トップ5(2010年7月、ニールセン調べ)(検索回数の先月比・前年同月比)

二か月前の【Googleのシェアは約三分の二…アメリカにおける検索シェアをグラフ化してみる】では同様のデータが公開されていなかったので分からなかったが、リニューアルなどで利用者をグンと伸ばしたマイクロソフト系を除けば、年ベースで大きな減少が確認できる。全体ではマイナス16%という、尋常ならざる値である。インターネット利用者そのものが(伸び率が緩やかとはいえ)増加を続けているにも関わらず、アメリカにおける検索利用回数が減少しているのは、首をかしげるばかり。

理由はいくつか考えられる。一つは「たまたま、偶然」。これは今後似たようなデータが公開されれば、本当にたまたまだったかが確認できる。もう一つの可能性は、インターネット利用者のメインとなる活動の場がブログやウェブサイトからソーシャルメディアに移り、個々の検索サービスの利用が減ったのではないかという推測。

例えばモーニングスターとか各ソーシャルメディア(例えばFacebook内)での検索利用率がデータとして公開されていれば、それを裏付けることもできる。そしてそれに付随する話だが、ソーシャルメディア内では「利用者がカスタマイズをすることで、ニュースや情報は検索する必要すらなく、ニュースの側からやってきてくれる」状態になりつつあるのではないだろうか。例えばツイッターなら、自分が興味を持つ新聞社のアカウントをフォローすることで、最新ニュースのヘッドラインと記事へのリンクをリアルタイムで確認できる。これなら検索をする必要も減って当然というもの。

国内外の動向を合わせ、注意深く見守る必要があるといえよう。

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