対地震持ち出しグッズの中身、トップは「懐中電灯」

2010/08/30 12:00

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懐中電灯にも使えるラジオiMiリサーチバンクは2010年8月25日、震災対策に関する調査結果を発表した。それによると調査母体の中で「地震に備えて非常用持ち出しグッズを用意している」と答えた人において、もっとも多くの人が準備している用品は「懐中電灯・携帯ライト」だった。9割近くの人が用意している。次いで「非常用食料」「飲料水・保存水」などが続いている(【発表リリース】)。


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今調査は2010年8月15日から20日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200人。男女比は1対1、年齢階層比は10代・20代・30代・40代・50代・60代で均等割り当て。

9月1日は1923年の関東大震災などにちなみ、1960年に「防災の日」として制定された。その9月1日を間近にひかえて行われたのが今調査だが、調査母体において「非常用持ち出しグッズを用意している」人は約1/4程度となっている。

↑ 自分の家庭で大きな地震に備えて行っていることは(複数回答)
↑ 自分の家庭で大きな地震に備えて行っていることは(複数回答)(再録)

それでは具体的にどのような用品を「非常時に持ち出す」として常日頃から準備しているのだろうか。複数回答で聞いたところ、もっとも多かったのは「懐中電灯・携帯ライト」で87.0%にも達していた。

↑ 「非常用持ち出しグッズ」にはどのようなものがあるか・入っているか(複数回答、グッズ保有者限定)
↑ 「非常用持ち出しグッズ」にはどのようなものがあるか・入っているか(複数回答、グッズ保有者限定)

最近は【セイコークロックから自家発電やラジオ、ケータイ充電コネクタなどを搭載した防災用にも使える置時計登場】でも紹介したように、時計や簡易自家発電機、ラジオなどまで合わさったタイプの懐中電灯・携帯ライトも用意されている(第四位の「携帯ラジオ」も兼ねられる)。一つ用意しておくと色々と役立つことが多いので(防災用だけでなく、キャンプなどの外泊時にも使える)、折を見て用意しておくことをお勧めする。

第二位は「非常用食料」、第三位は「飲料水・保存水」。水と食料は生きていくため欠かせないものだが、問題なのは「持ち出し品」としてはかさばり過ぎると移動が出来ないこと。例えばカンパンの缶を1グロス備蓄しておいても、それを「持ち出し袋」に収めることは不可能(おさめられたとしても持ち運びができるとは思えない)。数日分の用意が限界となるが、それだけに念入りに調べて選ぶことが重要になる。

順位の上で上位に並ぶアイテムを一度に揃えようとすると、色々とこまごまなものが多く、手間がかかる場合も多い。最近では必要な用品が一つに揃った防災袋セットなども色々と用意されているので、それを利用するのもありだろう。


■関連記事:
【防災の日をひかえて…アマゾンで防災グッズストアオープン】


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