後発品市場、医師は「国内後発品専業」より「新薬大手」

2010/08/19 12:00

医薬品コンサルティング会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパンは2010年8月17日、日本国内の後発医薬品(ジェネリック医薬品)に関する「医師を対象にした」調査結果を発表した。それによると調査母体では、国内の後発医薬品市場において新薬大手の展開に期待する人がもっとも多く、全体の4割に達していたことが分かった。特に安全性、信頼性、安定供給に加え、情報提供・販売後の対応を重視する声が強いようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2010年6月9日から22日にかけて、全国の病院・診療所の医師に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1757人。

ジェネリック医薬品とは「後発医薬品」とも訳される、新薬特許が切れた後に作られる医薬品のことを指す。厚生労働省の承認を得れば特許料ナシで発売ができるので、先発医薬品と比べて値を抑えられる。欧米では一般名(Generic name:成分名)で処方されることが多いことからつけられたもの。「同じ成分を使って安く提供できる、同等の効果が期待できる医薬品」ということで医薬品業界・政府でも必至にアピールをし、2012年度までには数量シェア30%以上が政府目標となっている。

日本国内の後発医薬品市場において、どの会社に(一番)期待しているかについて、択一で選んでもらったところ、トップについたのは「新薬大手」、ついで「国内後発品専業」という結果になった。

↑ 日本国内の後発医薬品市場において、どの会社に期待しているか(択一)
↑ 日本国内の後発医薬品市場において、どの会社に期待しているか(択一)

一番多い回答となった「新薬大手」を選んだ医師の意見としては、安全性、信頼性、安定的な供給、さらには情報開示や販売後の対応など、大手ならではの懐の広さを求める声が多い。一方で「国内後発品専業」「新薬中堅」などでは、低価格化・技術力に対する期待感が強い。また、「その他」では「特に期待していない」とする意見や、副作用・不安定な供給体制などの不安要素が挙げられている。

リリースでもまとめとして言及されているが、ジェネリック医薬品に対しては「先発品と同じレベルの情報提供、副作用などへの迅速な対応」を求める医師、「一定の水準であればこだわりはない」医師、さらには「そもそも論としてジェネリック医薬品にはさほど期待していない」とする医師など、いくかの意見に分かれているのが確認できる。

基本的に先発品・後発品どちらを選ぶかは患者自身の選択によるところが大きい。それぞれの長短所をしっかりと見極めた上で、自分自身の判断で決めるようにしよう。

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