酷暑を迎えて飲料メーカーが伸びる、携帯2社も出稿量多し(テレビCM出稿量動向:2010年7月分)

2010/08/19 07:05

シーエムナビは2010年8月19日、関東・関西・名古屋主要三地区のテレビCM(コマーシャル)の2010年7月度各種ランキングデータを発表した。それによると、同月における関東・関西合計の「テレビCM放送回数」「テレビCM放送秒数」は、両方ともサントリーがトップになった。ほぼ同列で先月まで最上位にあった花王が続いている。

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データの取得場所の解説や各種データの意味などの説明は、一連の記事まとめページ【定期更新記事:テレビCM出稿量動向(シーエムナビ)】に収録されている。そちらで確認をしてほしい。

公開データを元に、関東・関西(名古屋は数が少なめなど統計上の理由で略、以下同)の各値を合計し、全国区に近い形でのランキングを生成したのが次の図。

月間 テレビCM放送回数 広告主ベスト10(2010年7月、関東・関西地区合計)
↑ 月間 テレビCM放送回数 広告主ベスト10(2010年7月、関東・関西地区合計)

月間 テレビCM放送秒数 広告主ベスト10(2010年7月、関東・関西地区合計)
↑ 月間 テレビCM放送秒数 広告主ベスト10(2010年7月、関東・関西地区合計)

・酷暑を迎え
飲料メーカーの躍進
・花王の夏季攻勢続く
・携帯2社奮闘
全般的な傾向だが、まず最初に気がつくのは先月と比べて上位4社は放送回数・秒数共に多少伸び、それより下の会社は落ち込み気味。二極化した感はある。

トップは先月より大幅に数字を増やした上で、サントリーがトップについている。これは以前当サイトでも【とろとろスライム】などで紹介した「とろとろスライム」をはじめ、夏季に向けてニーズの高まるドリンク系CMの大量投入を行ったのが要因。また、ほぼ同列で花王が第二位の立ち位置にあるが、こちらは先月から解説しているように、【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(1)花王】などでも明らかな、毎年新年度から夏季にかけて(新商品の展開と共に)テレビCMを大量に投入する傾向によるもの。

個別案件:サントリーと携帯2社

今月はまず最初にサントリーを取り上げる。シーエムナビにリストアップされている、該当時期に新商品CMとして展開されたサントリーのCMをリストアップすると、

・知的栄養補給インテリゲン(15秒)2010年7月6日放送開始
・ドラゴンクエストとろとろスライム(15秒)2010年7月6日放送開始
・烏龍茶プレミアムクリア(15秒)2010年7月13日放送開始
・DAKARA ゼロスパークリング(15秒)2010年7月20日放送開始
・オールフリー(15秒)2010年8月1日放送開始

の計5本。内容もバランスの取れた展開といえる。季節柄にマッチした、非常にうまいやり口といえよう。

モバゲーの怪盗ロワイヤル続いて携帯2社、具体的にはグリーとディーエヌエー。グリーは先月とほぼ変わらない回数・秒数だが、全体的に最上位層のサントリー・花王以外が今一つ及ばず、上位に繰り上げ。一方ディーエヌエーは先月と比べてかなり広告出稿量を増やしており、グリーにタメを張る結果となった。

ディーエヌエーのCMは新商品CMリストにはその姿を確認できないが、モバゲータウン全体や「怪盗ロワイヤル」のCMが大規模に出稿されており、いわゆる「夏季攻勢」を行っているものと思われる。これらもまた、ユーザー層の多くを占める学生が夏休みに入るのにあわせ、露出を増やしたという点で、タイミング的には良い戦略といえる。

来月8月は夏休み真っただ中。しかも今年の夏は酷暑となり、急きょCMの展開方針を変えた会社もあるだろう。各広告主がいかなる対応を見せたのか、気になるところだ。

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