ネット上でも遊ぶのは「リアルな友達」が一番

2010/08/23 07:12

リアルな友達とソーシャルゲーム【米などのソーシャルゲームのプレイヤー年齢構成比をグラフ化してみる】に続き、ソーシャルゲームのプレイヤーに関する実態を調べた、調査会社ISGによるレポート【2010 Social Gaming Research(PDF)】からのデータを元にした内容チェック第六弾。今回はソーシャルゲーム内で一緒に遊んでいるのは、プレイヤー自身にとってどんな立場の人なのかについて。これはプレイヤー本人よりは、その周囲の人、特に保護者が気になる話ではないだろうか。

スポンサードリンク


今調査は2010年1月7日から12日にかけてインターネット経由で18歳以上を対象に行われたもので、有効回答数はアメリカが800人、イギリスが402人。そのうち最低でも1週間に15分以上ソーシャルゲームをプレイした人1200人(男性535人・女性665人)を統計対象にしている。なお今回はイギリスのプレイヤーに関するデータは省き、アメリカのみを対象にグラフを生成している。

ソーシャルメディア、あるいはソーシャルゲームでコミュニケーションを交わす相手は、何も顔馴染みな人物に限らない。ソーシャルメディア上の日記で何度かコメントをもらった事があるだけの、ちょっと知っている人かもしれないし、そのゲームでランキング上位をいつも占めている、その世界での有名人かもしれない。あるいはたまたまゲーム上で同席しただけで、素性を何も知らない人の場合もありうる。

今調査結果ではもっとも多い相手は「オフラインでの友達」、つまり実際に会ったことがある、リアルの友達だった。これが6割方をしめている。

↑ あなたがソーシャルゲームで一緒に遊んでいるのはどんな人?
↑ あなたがソーシャルゲームで一緒に遊んでいるのはどんな人?

やはりソーシャルメディア上でも、ある程度素性を知っている人を相手にした方が安心するのは道理といえる。あるいはリアル(学校や職場など)でそのゲームに誘われて、一緒にプレイしている場合もありうる。

次いで多いのは「オンラインでの友達」。これはオフラインでは会ったことが無い、俗に言う「ネット友達」を指す。チャットや掲示板、ゲーム上で知り合って懇意になったけど、本人には一度も実際に会ったことが無い。そういう関係を複数の人と築いている人も、特にデジタル世代では多いはず。

ソーシャルゲーム内のカードゲームあるいは保護者の立場にある人が、一番気になるのは三番目の「オンラインでも知らない人」。ソーシャルゲームはそのシステムによっては、不特定多数の人と突然競争、あるいは戦いをしたり、ちょっとした会話を行う場合がある(駆け引きがよく行われるカード系のゲームに多い)。ゲーム上とはいえ、見たことも聞いたこともない人(多分それなりの大人)と自由に会話を交わせる場が存在するとなると、色々と保護者サイドが不安になるのは当然といえる。最後に繰り返すが、このようなゲームを未成年者がプレイする場合、周囲の人が色々と注意をすることが求められよう。

他にも「今現在のクラスメイトとソーシャルゲームをする事はあまり無く、元クラスメイトとは結構な割合」「自分の子供と、特に成人した子供と共にソーシャルゲームをする保護者も相当数いる」「夫婦でゲームをするパターンも少なくない」など、興味深い動向が見て取れる。それだけソーシャルゲームが日常生活内に浸透している、そのような受け止め方もできる。



ソーシャルゲームとてゲームには違いないが、同時に(完全な他人数同時参加型オンラインゲームほどではないにせよ)不特定多数の人たちとのオンライン上の接触があるうる、コミュニケーションツールの色合いも兼ね備えてる。そしてそれはソーシャルメディアをうまく利用したソーシャルゲームの利点でもあり、同時に「不特定多数の人と容易に接触ができてしまう」という点で問題点ともなりうる。

特に分別がまだついていない、そしてだからこそルール上のハードルが低いソーシャルゲームに憧れる子供達に対しては、ソーシャルメディア側はもちろん保護者も積極的に、インターネット全体のリスクや注意事項もあわせ、ソーシャルゲームにおける利用上の注意を懇切丁寧に教え解くべきだろう。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー