どうしてソーシャルゲームで遊ぶのか

2010/08/20 04:58

これもソーシャルゲーム?【米などのソーシャルゲームのプレイヤー年齢構成比をグラフ化してみる】に続き、ソーシャルゲームのプレイヤーに関する実態を調べた、調査会社ISGによるレポート【2010 Social Gaming Research(PDF)】からのデータを元にした内容チェック第三弾。今回は、アメリカのソーシャルゲームプレイヤーが「なぜソーシャルゲームで遊ぶのか」についてまとめて見ることにしよう。

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今調査は2010年1月7日から12日にかけてインターネット経由で18歳以上を対象に行われたもので、有効回答数はアメリカが800人、イギリスが402人。そのうち最低でも1週間に15分以上ソーシャルゲームをプレイした人1200人(男性535人・女性665人)を統計対象にしている。なお今回はイギリスのプレイヤーに関するデータは省き、アメリカのみを対象にグラフを生成している。

ソーシャルメディアの隆盛と共に大いに注目を集めるようになったソーシャルゲームたち。それではなぜ人々はソーシャルゲームで遊ぶのか。「そこにソーシャルゲームがあるからさ」というありきたりな回答ではなく、選択肢の中から複数回答で答えてもらうよう尋ねたところ、もっとも多くの回答を得られたのは「楽しいし、興奮するから」だった。シンプルな快楽を求めて、と言い換えることもできる。

↑ どうしてソーシャルゲームをするのか(複数回答)
↑ どうしてソーシャルゲームをするのか(複数回答)

「ソーシャルメディアにアクセスしている多くの人が気軽に楽しめる」が原則のソーシャルゲームなだけに、単純明快でポジティブな効果が求められ、その期待に応えられるゲームが大いに受ける。パズルゲームやアクションゲーム、各種カード系ゲーム、クイズゲームの類が多いのも、それが一因。第二位のストレス解消も似たようなもので、楽しいどころかモヤモヤが溜まり、ストレスも積み重なるソーシャルゲームなど見向きもされないに違いない。

ソーシャルゲーム第三位はソーシャルゲームが単なるカジュアルゲーム(シンプルな操作で短時間で楽しめるゲーム)では無い証(あかし)。カジュアルゲームはどこまでプレイしても自己満足(後でインターネット上でハイスコアを自慢することくらいは出来るが)でしかない。しかしソーシャルゲームなら、他人とゴールドやレベル、農場の広さを競い合ったり、家の中の装飾を自慢し合うことが出来る。他人との競争でゲームにさらなるやる気、張り合い、目標が生まれるわけだ(いわゆる「ライバル」の誕生)。完全な他人数同時参加型のネットワークゲームよりはソフトでシンプルで他人との関わり合い方が希薄だが、それなりの「他人との一体感、競争感」が魅力であり、プレイの動機にもなっている。

他にも色々と上位層のプレイ理由はあるが、これらは日本でも大きな違いは無いと見てよい。精密な描写やリアルな設定、たくさんのパラメータによる現実味を帯びたゲームも悪くは無いが、ソーシャルゲームに求められている一義的要素は「楽しく興奮でき、ストレスを解消し、競争するのが楽しいモノ」。繰り返しになるがアクション系・ボート系のゲームがソーシャルゲームに多いのも、そのあたりのニーズからのものだろう。

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