ちょっと甘いかもね? 親切で驚くコラボ名刺

2010/08/18 07:00

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名刺単独の企業やブランドだけでなく、複数企業にまたがって一つのプロジェクトを推進したり商品を展開することを、一般的にコラボ(コラボレーション)と呼ぶ。例えばゲームキャラクタとドリンクによるコラボ【見た目はまさにスライム・『ドラクエ』最新作とコラボした飲料「とろとろスライム」が登場】や漫画とスナックのコラボ【湖池屋が「天才バカボン」とコラボした「ポリンキー ウナギイヌのかばやき味」発売】が良い例だ。コラボする両者には何らかの関係があり、その結びつき自身が消費者・利用者に驚きをもたらすことが多いのだが、今回紹介する名刺は色々な意味で驚き、受け取った人に深い印象を与えるに違い無い、ひとひねりしてあるコラボ名刺である(Coloribus.com)。


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↑ 表はちょっとオシャレなキャンディーショップの名刺
↑ 表はちょっとオシャレなキャンディーショップの名刺

↑ けど後ろを見ると、歯医者さんの名刺でもあったりする
↑ けど後ろを見ると、歯医者さんの名刺でもあったりする

Sweet Thrillsこれはカナダのトロントにあるキャンディ店、【Sweet Thrills】の名刺。お店にはキャンディをはじめおもちゃや風船、レゴなど、子供が大好きなアイテムが色とりどりに飾られている。そこの名刺には表に大きな赤いキャンディが描かれ、お店の名前と共に住所や電話番号が。いかにも子供向けで、キャンディのような甘い雰囲気をかもす感じ。

ところが名刺の後ろを見ると、根元からざっくりと抜かれた歯のイラストと共に、歯科医のKenneth Montague氏の名刺が。何の追加文も書かれず、単に淡々とイラスト・名前・住所などが描かれているだけなのだが、「あまり調子に乗ってキャンディばかり食べていると、私たちのお世話になりますよ。ほどほどに、ね」との無言の、そして親切心に満ちあふれたメッセージが伝わってくる。

元記事には「(キャンディ屋さんと歯医者さんの)名刺がコラボしたら、きっと皆は驚くでしょうね」とあるが、確かに受け取った人は軽い衝撃を受けるに違いない。半ばブラックジョークに近い感もあるが、これなら許せる範囲ではあるし、逆に「そうだね、ほどほどに、だね」と言わんばかりに、ちょっとした笑いすらもたらしてくれる。

似たようなコンセプトの名刺を考えてみると、例えば「食べ放題のケーキ屋さん」と「トレーニングジム」などが挙げられるだろうか。自らの業態の過度の利用によって、ネガティブな結果が起き得る場合を想定し、あえてそれとコラボする。そしてそれが嫌みではなく、軽いジョークで受け取られ、より強い印象力を名刺に付加させてくれる。なかなか見つかりにくい組み合わせではあるが、絶妙なコンビによる、素晴らしい一品と言えよう。


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